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ドバイ特集

エミレーツ航空 - 何をするかわからない航空会社

エミレーツ航空 - 何をするかわからない航空会社


エミレーツ航空は1985年に就航を開始した、ドバイを拠点とする航空会社である。オープンした当初は中古のボーイング機を利用して中東とヨーロッパのみに就航していました。

emirates_frying.jpg  ところがその後、驚くような手法で新型機の導入と新規路線をガンガン強化してゆき、今や世界全大陸、62カ国100都市以上に運行するまで成長した。この急成長の中で、現在までに世界中から400以上の賞を受賞し、航空会社世界トップ5の収益に入るほどに成長。またサービスの決め細やかさや、最新の機体および機内設備をそろえるなど、サービス品質についても定評がある事で有名です。
日本向けには、関西国際空港からの直行便が飛んでおり、2010年には成田空港から週五便の運行を予定している。
 

何をするか分からない航空会社

emirates_planes2.jpg エミレーツ航空は、最新鋭機を大量に発注した事で大きな注目を集めた。
 
2003年には、航空史上最高額の190億USドルもの機材の発注を発表。2階建てのA380型機を初めとする最新鋭超大型機を保有する数では世界の航空会社の中でもトップクラス。
 
さらに、2005年にドバイで開催された第9回国際航空宇宙展で、ボーイング777型機を42機発注したと発表しました。これはボーイング777シリーズで史上最大規模の発注です。
 
このような度肝を抜くような大量発注を行うことから、何をするかわからない航空会社とも呼ばれる事があります。
 
2007年頃には、燃料費高騰などで経営難に苦しむ航空会社の中、逆にエミレーツは原油高による中東諸国の好景気に支えられ、「世界で最も景気の良いエアライン」と言われていた。
 

機内サービス

エミレーツ航空の機内サービス評価は高く、業界でも権威あるアメリカのOAG(Official Airline Guide)によるエアライン・オブ・ザ・イヤーなど、数々の賞を受賞している。
 
emirates_seats1.jpg ice(Information, Communications, Entertainment)と呼ばれる、オンデマンドのエンタテインメントシステムが全席に装備。エコノミークラスでも個人用座席モニターで600以上の映画、音楽、ゲームチャンネルの他、衛星電話、Eメール送受信やSMSを座席に居たまま利用できる。また機体外部に取り付けられたカメラからの映像や、Airshowと呼ばれる飛行状況の3D映像なども、視聴者を飽きさせない。システムは標準でアラビア語、英語のほか、日本語にも対応。機内誌は「openskies」が用意される。
 
また夜間に機内の天井に星空が広がる様なムードライティングの演出がなされている。時差ボケ解消に有効らしい。機内食は、標準がイスラム食(モスレム食)だが、アルコール飲料もある。

世界初、飛行中の機内から自分の携帯が使えるシステム

エミレーツ航空の機内で電話 エミレーツ航空は、飛行中の機内携帯電話通話サービスを民間航空機では世界で初めて開始しました。簡単にいうと、自分の携帯を飛行機の中でいつものように使えるシステムです。
飛行中の航空機内で携帯電話の使用を可能にする「エアロモバイル」のシステムを約2700万ドルで導入。搭乗客は、なんと自分の携帯電話を使って機内からの通話やSMSメールの送受信が可能となった。海外ローミング対応の携帯電話も利用できる。
 
ちょっと考えてみてください。おかしくないですか?
いつも使ってる携帯をポケットから取り出して、そのまま一万メートル上空から友達に「ごめん、ドラマ録画しておいて・・」とか電話できちゃうワケですよ。「飛行中は携帯の電源を切ってください」なんて普通の航空会社のアナウンスがアホらしく聞こえちゃいますな。 
 
なお、通話は3万フィートの巡航高度での飛行中のみに制限されるほか、夜間飛行中など、特定の時間帯は通話が制限される。1度に通話可能な回数は最大6通話。100以上の特定のフライトのみで提供されているが、対応機は徐々に増加している。
今後は、「BlackBerry電子メール」や「GPRSデータ・アプリケーション」の追加や、機内エンターテインメントシステム「ice」とエアロモバイルの統合など、機能強化を図る。 

驚きのファーストクラス

emirates_seats2.jpg エミレーツ航空のファーストクラスは、なんと通路と座席がパーティションで仕切られておりほぼ個室状態で、プライバシーを完全に確保できる試み。ボタン一つで開閉する自動ドアがついてます。個人用の収納場所、コートのクローゼット、化粧デスクがありながらも、思いっきり背伸びできるほどの奥行き。さらに23インチのワイドスクリーン液晶テレビが設置され、600チャンネル以上の映画・音楽・テレビ、そしてゲームやメールも出来てしまうので、空飛ぶ漫画喫茶と呼ばせていただきたい程です。※このプライベートスイートは一部路線で提供されている。
 
firstclass.jpg ファーストクラスのオンデマンドサービス・コントローラーはワイヤレスとなっており、タッチパネル式で使いやすく工夫されている。
 
ウェルカムドリンクにはジュースやシャンパンが用意され、座席横の再度テーブルにはミニバーが備えられています。スターバックスのコーヒーやジュース、ミネラルウォーターやコップなどが常備されています。おつまみ、食事やワインにこだわっているのは当然のこと、食後のコーヒーもコーヒーポットごと用意される。

ジェロニモさんの旅行ブログから

 

世界最大の巨大旅客機「A380」の実態

 エアバス社の超大型旅客機A380を58機も一気に発注し有名になったエミレーツ航空だが、このA380の実態もまだ驚くべき内容である。

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全長72.7メートル、最大重量は560トン。最大燃料容量は310キロリットル。世界初の総2階建て旅客機で、ボーイング747を抜いた世界最大の民間機である。またファーストクラスの乗客は、2つ用意されたシャワー室を利用する事も出来る。シャワー用に蓄えられた水は500キロなので、使用時間は制限されている。
 

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また2階席の前方には、ファーストクラスのソーシャルエリアが設置されており、軽食や飲物が用意されている。また2階席後方のラウンジにはバーカウンターもあり、ここではビジネスクラスの人との交流も可能である。
飛行機の中に、左写真のようなバーカウンターですよ。飛行機の概念が「移動手段」ではなくなる日も、そろそろ来るかもしれません。

ドバイ国際空港

dubai_international_airport.jpg エミレーツ航空の拠点でもあり、また世界一の広さを誇るドバイ国際空港。それまで世界一だった北京国際空港のオリンピックターミナルを抜き、4907平方キロメートルの広さを誇ります。82の動く歩道、92のエスカレーター、8機のスカイトレイン、157のエレベーターなど、圧倒的な広さとスケールを誇ります。3つのターミナルから構成され、第3ターミナルはエミレーツ航空専用となっている。またドバイ国際空港は、24時間空港でもある。
 
エミレーツ航空利用で、なおかつこの空港での乗継ぎ時間が4時間以上あいている場合に限り、無料で飲食可能なレストランがある。また空港内の時計のほとんどがロレックス製である。
 
空港の利用者は急激に増加しており、新ターミナルや新空港を建設しているが、空港のキャパシティとしてはパンク状態にある。
 

 関連リンク

エミレーツ航空ホームページ

ウィキペディア「エミレーツ航空」

ドバイ国際空港(英語)


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