2009年9月アーカイブ

激変のドバイ

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漁村からオイルの国へ

dubai_desert.jpg

ドバイは国土の殆どが砂丘に覆われた砂漠の国で、そもそもは資源に乏しい国だった。そしてかつては、漁業と真珠の輸出を主な産業とした、アラブの小さな漁村に過ぎなかった。ところが1966年に海底油田を発見したことで、全ては激変したのである。産油が国の巨大な産業となり、国は予想外に潤うことになる。

ちなみにドバイのあるUAE(アラブ首長国連邦)は、ご存知のとおり国全体が石油資源に豊富で、GDPの約40%が石油と天然ガスで占められる。いかに産業そのものに乏しく、資源によって国の経済が支えられている事がわかる。ちなみに日本はUAEの最大の輸出先である。UAEの原油埋蔵量は世界5位、天然ガスの埋蔵量は世界の3.5%を占める。一人当たりのGDPは日本とほぼ同じで、平均所得は世界のトップクラスである。
 

ペルシャ湾の油田開発

さて、これだけオイルに恵まれたUAEだが、実際の産油量は殆どがアブダビ首長国に集中している。ドバイはアブダビに次ぐ面積と経済規模をもつが、石油資源はアブダビに比べればわずか10分の1程度で、さらに2015年頃に石油が枯渇するとも言われている。
そのために石油に依存した経済から脱却する事を国策として掲げ、1990年代から夢のような計画を次々と実現していった。

その結果、約40年前には一万人にも満たなかった村が、海底油田発見を機に発展を遂げ、さらには脱石油依存の政策で都市はさらに発展し、人口は既に220万人以上(ただし8割以上が外国人)、独立してから20年間でGDPの伸びは約30倍以上に達した。

砂漠の上に作られてゆく「夢の都市」

近い将来石油が無くなるから、石油に頼らない国を目指し、「革命」を始めたドバイ。

まずはUAEやドバイの「オイルの信用」を背景に、世界中から巨額の投資を集めた。

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そして、石油以外で国が成り立つためのシステムとして、まずは人々の移動のハブとなる巨大な空港を作り、さらに都市の中に物流・金融・観光センターとなる機能を造り上げ、莫大な投資を行っていった。近代都市が出来上がるほどの物資を海外から運ぶだけで気が遠くなるような作業だが、それを左の写真のようなドバイ行き巨大コンテナ船が数え切れないほど往復し支えている。

 政府は特に観光産業を活性化させるべく次々と政策を進め、「観光都市」としての様相を濃くしていった。

  • 徹底的なまでの観光都市化政策(世界記録だらけの街に高級リゾート、巨大モール、24時間免税店など)
  • 観光ビザ撤廃(35カ国以上がパスポートだけで60日間滞在できる)
  • 各種ワールドカップの誘致(競馬、サッカー、テニス、ゴルフ、マラソンなど)
  • フリーゾーンを次々と開設(要は、外資が自由に参入できるよう税制を優遇した)


このような急速な都市化が進むにあたり、想像を絶するような規模の建築ラッシュが起こる。これらの数え切れないほどのプロジェクトにはドバイ国民よりも多くの労働者を雇い人口の8割は外国人となるほど。そしてこの建築ラッシュで、一時ドバイには世界の3分の1のクレーンが集まっていると言われたのは有名な話。一度入国すれば、「この国は、なにかおかしい」と誰でも気づくほど、猛スピードの24時間突貫工事で都市が形成されてきている。(昼は猛暑なので、夜の工事はもともと意図的なもの)

construction_skyline.jpg

 

その結果、ドバイは1990年にはGDPにして石油部門が35%だったが、2004年以降はなんと6%未満に抑えるなど、驚愕の変化を遂げた。(2010年には石油依存率をゼロにする計画も) 石油以外の主な収益は、観光、貿易、法人税、企業収入(国営企業など)などである。ちなみにUAE全体のGDPでは、未だに3割以上が石油に依存している。
ちなみに財政で言うと、石油が閉める割合は35%である。これは、同じUAEのアブダビは財政の80%近くを石油・天然ガスに頼っている点を考えると、驚くほど石油依存からの脱却に成功したといえる。

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「ドバイ型開発」の真っ只中で、リーマンショックやそれに続く世界的な不況に直面するなどの大きな壁にも直面し、2009年11月、債務の返済に関わってドバイショックと呼ばれる信用不安を世界中に巻き起こした。資金の運用・開発のオペレーション面では今後も課題が残るが、UAE全体で取り組めば潤沢なオイルマネーで外部の力を借りずにカバーできる範囲の借金。今後はアブダビとの連携も課題となる。

 

dubai_international_airport.jpgのサムネール画像

一方、空港の利用客は1990年には年間500万だったのが、2000年にはあっと言う間に1250万人を超え、2008年には年間3000万人(成田空港とほぼ同じ利用者数)を超えるようになりました。2025年には年間一億人を超える空港キャパシティを準備する計画だそうで・・・。わずか埼玉県と変わらない面積の国ドバイに、これだけの利用客数を計画する事自体が、もう驚愕としか言えません。

このようにして、国を掲げて行った変革は、次々と信じられないような夢の都市を築いていった。例えば以下のようなプロジェクトたち。

  • 海の上にある、世界一の高さを誇った最高級ホテル
  • 人類史上最も高い建築物
  • 世界地図を模した人工島
  • 巨大な人工島をつくり海岸線を500キロ以上も延ばす
  • 気温50度でも滑れる屋内スキー場

ドバイに集まる世界一もご覧下さい

ギネスをことごとく塗り替える、世界一の記録に囲まれたドバイ。想像を絶する莫大な投資を次々と行い、世界中のデベロッパーに最新技術を入札させ、「世界一だらけ」の最先端未来都市へ変貌させてゆく。

冒頭でも述べたが、ドバイは砂漠の国。もともとビルどころか近代都市を築くのも困難なほどの場所で、夏は50度を越すことすらある。そんな植物や水に乏しかった土地が、いまや溢れるような水と緑に囲まれ、新鮮な世界中の肉・魚・野菜・フルーツが集まり、世界一の建物に囲まれた世界最先端の砂漠都市に変貌していった。

まるで楼蘭の現代版かのように砂漠に生まれた近代都市には、やはりロマンが埋もれている。

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リンク集

ドバイ政府

ウィキペディア・ドバイ(英語)

ウィキペディア・ドバイ(日本語)

ナキール(ドバイ政府系デベロッパー、主に人工島や都市設計)

エマール(ドバイ政府系不動産最大手、ブルジュ・ドバイなどを担当)

2011.01更新

2010年1月4日にオープンしたブルジュ・ハリファは、人類史上もっとも宇宙に近づいた建物である。建物の概要についてはブルジュ・ハリファ特集でたっぷり解説しているので、ご覧下さい。地上800メートルを越す建物がどれだけ驚愕に値するか、是非一度はドバイに足を運んで体験していただきたい。

そんな、2010年時点で世界一の高さを誇るブルジュ・ハリファは、落成後も多くの話題を世界に提供してきた。たった一つの建物なのに世界中を席巻するブルジュ・ハリファを、色んな興味深い確度からご紹介します。

「世界一ネタ」のデパート、ブルジュ・ハリファ

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まずは、ブルジュハリファが持つ世界一レコードを列挙してみよう。

世界一高い超高層ビル(それまでは台湾の台北101)
世界一高い自立型建造物(それまではトロントのCNタワー)
現存する世界一高い建造物(それまではアメリカのKVLY- TV塔)
史上最も高い建造物(それまではワルシャワ・ラジオ塔)
世界一高い住居用建物
世界でもっとも高い位置に設置されたアルミとガラスの建築物
世界で最も高い垂直距離のコンク リートパンピング(ビル、および建造物)

世界一のフロア数(160階:それまではウィリス・タワー(シカゴ)の108階)
世界で最も高い場所にある屋外展望台(124階)
世界で最も高い場所にあるレストラン(122階)
世界で最も高い場所にあるモスク (154階)
世界で最も高い場所にあるスイミングプール (76階)

世界でもっとも速く移動するエレベーター(秒速18メートル)
世界でもっとも高い位置に到達するエレベーター
世界でもっとも長 い距離を移動するエレベーター

出展(一部):Burj Khalifa - wikipedia

もうここまで来ると、世界一の高さに便乗すればワールドレコードなんでもあり状態ですな。たとえば「世界一高い位置にあるトイレ」「世界一高い位置にあるリンゴ」とかも言えちゃう訳です(笑)。何かモノをおけば、それが世界一になっちゃうんです。ブルジュの世界一を列挙したら、ほんとうは無限に出てくるんでしょうね。

世界一の高さにあるフェラーリ?!

ブルジュ・ハリファに物をおけば、なんでもかんでも「世界一」になるという話をしたばかりですが、おそらく「人類史上、もっとも高い位置にあるフェラーリ」と言えるのではないかという写真を発掘!

GigaPanと言う45ギガピクセルで撮影したパノラマ画像を堪能できるサイトがあるのだが、この中にドバイもラインナップに加わった。このサイトの画像がまたすごいのだが、グーグルマップの衛星写真顔負けで、ある部分をアップにしまくっても、画像が全然ボケないどころか、どんどん鮮明になってくる。

で、GigaPanのドバイの画像はこちら⇒http://www.gigapan.org/gigapans/48492

この写真で、ブルジュ・ハリファもぐんぐんアップにして、嘗め回すように堪能する事が出来るのだが、その中になんと黄色いフェラーリらしき物体を発見!

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   ↓アップ!
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     ↓さらにドアップ!

ferrari3.jpg

こんな所で走らす事も出来ないので、観賞用とかなんとなくで置いてるんだろうけど、ブルジュのこの高さに住みながら、走らせない高級車まで置くミリオネアはどこのどいつですか?笑

一番気になるのは、どうやったらこんな所に車を持って来れるの? って疑問。
エレベーターじゃ車は運べませんからね。ヘリか何かでしょうか・・・・!?

この黄色いフェラーリを手っ取り早くGigaPanで見るにはこちらから。
※リンク先のページを開いたら、しばらくほっておくと自動的にズームが始まります

ド派手なオープン記念式典

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2004年から丸6年の建築期間を経て、2010年1月4日にブルジュ・ハリファがとうとうオープンした。

落成されるまではずっとブルジュ・ドバイという名前で知られていたが、オープン当日に突如ビル名を変え、UAE大統領の名前をとりブ ルジュ・ハリファと命名する事が発表された。スピーチによると「偉大な事業には、偉大な人物の名前がふさわしい」とのこと。ドバイ ショックでアブダビから一兆円規模の救済を受ける事になったドバイが、アブダビの首長でもあるUAE大統領をたてた格好だ。

記念式典は非常にビッグスケールで華々しく、ブルジュハリファ全体の側面や頂上を使い、一万発の花火(東京湾大華火祭は12,000発)が使われた。この花火の贅沢な使い方・・。下にある動画を見てやってください。約 6000人の観客が集まり、巨大スクリーンでのカウントダウンやドバイファウンテンのショーも開催。
目玉の建物がオープンするときに派手に式典 を開くのはドバイの得意技。(ザ・パームのアトランティス・ホテルの式典も、世界中からセレブを集めて島全体 を使って派手に行ったのは有名)


オープニングセレモニー ダイジェスト

ブルジュのてっぺんから世界一のスカイダイビング

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ブルジュ・ハリファがオープンした2010年1月、この世界一ビルの頂上から世界記録のベースジャンプが行われました。地上800メートルを超える位置からのスカイダイビング!飛んだのはUAEのダイバーさん。約1分半ほどの間、最高時速220キロほどのスピードに達しながら落ちていったそうです。
ジャンプ台となった、ビル備え付けのクレーン(恐らく窓拭き掃除用)の位置を見るだけでも相当な恐ろしさな訳ですが、ダイバーって恐怖感をどうコントロールしてるんだろか・・汗

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ジャンプの模様の動画。すごい迫力!!

話題尽くしの世界一エレベーター

ブルジュ・ハリファには、一つのビルに56機ものエレベーターがあり、しかも展望エレベーター(2機)は二階建てで ある。このエレベーター、世界一の記録として

「世界でもっとも速く移動するエレベーター(秒速18メートル)」
「世界でもっとも高い位置に到達するエレベーター」
「世界でもっとも長い距離を移動するエレベーター」


などを持つ複数タイトルの世界チャンピオンです。こんな話題の多い世界一エレベーターが、落成後間もない1月9日に停止してしまい、さらに話題を集めてしましました。124階の展望台に向かっていた際にエレベーターが停止。観光客14人が、地上430メートル付近で約1時間エレベーター内に閉じこめられたとの事。
その後、2月6日に、電気系統の問題からまたもやエレベーターが動かなくなり、展望台で人が一時間以上閉じ込められた。その後展望台は長期間閉鎖され、最終的には4月4日に再度オープンした。

ちなみにこのエレベーターはOTIS社製。OTISの実績一覧のページで、リストの一番右に説明があります。

関連記事:ブルジュ・ハリファ一時閉鎖(ドバイ日和)
 

世界一の展望台「アット・ザ・トップ」

2010年1月5日にオープンした展望台、アット・ザ・トップ(At the Top)。124階、地上から442メートルの所に位置し、世界で3番目に高い地点にある展望でありつつ、屋外展望台としては世界で一番高い。

上記にも書いたエレベーター故障などで一時閉鎖となったが、あまりにも人気があったため、事前に日時指定の入場券(100AED)を購入しないと当日直接行っても登れない程となった。そのため、途中から入場券の4倍する当日入場券(400AED)も発売された。

今も人気の衰えないブルジュの世界一展望台。こういった目玉スポットを訪問するためにドバイへ行く・・と言うのも旅行の醍醐味になりそうです。(私は落成前に遊びに行っただけなので、是非また行きたい)


絶景!アット・ザ・トップ展望台からの風景

 The Worldの全貌

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度肝を抜くドバイの数々のプロジェクト中でも、特にシンボル的な存在の人工島郡The World(ザ・ワールド)。ドバイ首長シェイク・モハメッドの発案で、2003年に初めてこのプロジェクトが発表された。300以上の人工島からなり、上空から見ると世界地図を模した設計となっている。まさに、海の上に出来た手作りの世界地図。しかも「地図」と認識するには、上空や人工衛星の写真でないと拝めないというスケール。各島はリゾート開発や個人利用など、様々な目的で開発される。
 

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大きさは6キロ×9キロの巨大なエリアで、これらの島は、約27キロにも及ぶ防波堤(これも埋め立てた)に囲まれている。写真で、島を囲むような円状の部分がそれだ。この防波堤を築くために3,400万トンの岩が使われた。一島の大きさは、14,000㎡~24,000㎡で、島と島との間は平均100メートル。The Worldの島々によって生まれた海岸線の長さはなんと232キロにも及ぶ。

 

またこのプロジェクト全体に140億ドル(約1兆4000億円)かかると想定されている。2008年1月に埋め立て最後の岩が設置され、プロジェクトの第一フェーズが終わったとされる。現在はインフラ構築や島の造形といった次のフェーズとなっているが、世界的な不況の影響を受け、現在はプロジェクトの進行を一時ストップしている(2009年9月)。

theworld2.jpgThe Worldで最初に開発されたモデルの島

島の購入と開発

島は販売されるが、誰でも買える訳ではない。まず300島のうち100島は、入念に厳選された世界中の金持ちセレブ個人に販売のオファーがいくそうだ(つまり金があってもオファーが無いと購入できない)。

 

TheWorldDubai-custom[4].jpg

しかし島の大部分は、ホテル計画などができる投資家やデベロッパーなど、リゾート開発を保障できる人達へ販売される。島の値段は15~50億円といわれているが、一部にはたった一島で200億円を越すものもある。2008年1月には、島の60%が既に販売されたと発表された。

商業目的で利用される島のうち、もっとも大きいプロジェクトは、The Worldを開発しているナキール自身が開発予定のもので、北米エリアにあたる島を20島利用したリゾート開発で、マリーナやホテルなどの建設を予定している。またその次に大きいプロジェクトは、クェートによって購入されたオーストラリア・ニュージーランドエリアの14島を利用したリゾート開発である。その他にも世界の大手デベロッパーや投資家が、数百億円を投じてリゾート開発をする予定である。

ちなみに島への交通手段はヘリコプター、水上バイク、ボートしかない。要は、島を購入できない一般人は肉眼で見る事すら及ばないって事でございます。一般向けのホテルリゾートが完成して、そこに泊まれるまでは、直接お目にかかるのはお預けって事ですね。(宿泊費も半端無いと思うが・・) 

 


選ばれしセレブたち

個人に島が販売されるのは、ドバイが選んだ世界一流のセレブだけで、これはドバイから直々にオファーがゆく。たとえ何百億ドルの資産があっても、オファーが無ければ購入できない。お金でも買えない「島を買う権利」をオファーされるリッチな気分、一度味わっていたいものだ。(オファーされても買えないが)


さて、実際にどんな人がオファーに至ったのかと言うのも気になるところで、情報を少し集めてみた。(公式な報道には基づいていないので、不確定情報である)

リチャード・ブランソンバージングループ創設者)

ビジェイ・シン(プロゴルファー)

パメラ・アンダーソン(モデル・女優)

ミハエル・シューマッハ(F1ドライバー)⇒ドバイ首長シェイク・モハメッド氏にプレゼントされた

ブラッドピットアンジェリーナ・ジョリー夫妻

ロッド・スチュワート
 

リンクなど

ザ・ワールド オフィシャルホームページ


このページでは Burj Dubai Skyscraper / www.taipei-101.infoから同意のうえ画像を転載しています。
ブルジュがもっと面白くなるもあわせてご覧下さい

ブルジュ・ハリファ(Burj Khalifa)は、落成前はブルジュ・ドバイ(Burj Dubai)と呼ばれていた、現時点で人類史上最も高い建造物である。2010年1月4日に落成式を行った。その高さゆえに、ドバイタワーと呼ばれる事もある超・高層ビルだ。
 

バージュ・ドバイの高さ

地上160階高さ828mを誇り、中はホテル・高級マンション、そしてオフィスによって構成される。それまでの世界一の高さは台北101(509m)だったが、一気に300メートル以上も世界記録を超えてしまった
それまで世界記録だったビルの上に、東京タワーをまるごと乗せたと考えればわかりやすいですね。
 
2003年から建造が始まり、2010年1月に落成。1 - 37階は世界初のアルマーニホテルが、45 - 108階は1044戸の高級マンション、109階からはオフィスが占める。内装はジョルジオ・アルマーニが担当する。エレベーターも世界最速の秒速18mのものが設置される見通しである。 建物のデザインは、この地域に特有でイスラーム建築においても具象化されたという砂漠の花、ヒメノカリスをイメージしている。
 
建設費は1400億円とも言われている。これは、ダウンタウン・ブルジュ・ハリファの大型新興地区開発プロジェクトの総工費2兆4000億円の中核事業である。


現代のピラミッド ブルジュ・ハリファ

 
ギザのピラミッド 世界の七不思議にも数えられるエジプトのギザの大ピラミッドは、ピラミッド建築の頂点とされる。もともとの高さ146メートル、容積235万立法メートル、たった一つが2.5トンもの石材を約270万~280万個積み上げたと計算される。280個じゃないですよ、2,800,000個です。
 
このピラミッドは紀元前2600年頃に作られ、14世紀になるまでまさに約3000年間世界で一番の高さを誇る建築物だった。そして建設には毎日20万人が働き30年を要したといわれている。まさに当時の人類最高峰の技術で作った世界最大の建築物だった。王の墓と言われているピラミッドだが、一つの目的のために壮大なスケールで積み上げていった建造物は、まさに当時の人達のロマンであったと言えなくもない。
 
上空から見たブルジュ・ドバイ(バージュ・ドバイ) ちなみにクフ王の大ピラミッドについて、1978年に大林組が「現代の技術を用いるなら、ピラミッドをどのように建設するか」を研究する企画を実行した。それによれば建設費1250億円、工期5年、最盛期の従業者人数3500人という数字が弾き出された。(金額は1978年当時のもので、現在の貨幣価値ならその数倍になると考えられる)
 
ちなみにブルジュ・ハリファの総工費は1400億円と言われ、2009年8月時点で7500人の労働者が建設に従事している。ブルジュ・ハリファの建築は、まさにピラミッド建設以上のスケールで行われているのである。

現代の人類最先端の技術を世界中から集め、壮大なスケールで出来あがったブルジュ・ハリファは、まさに現代のピラミッドと呼ぶべきロマンを感じるのである。ただ、20万人が30年かかって作ったピラミッドと異なるのは、それと比べ劇的に少ない人員と時間・費用で、宇宙まで最も近い建造物を作り上げた、人類の驚愕のテクノロジーである。

建築中のブルジュドバイにTVクルーが潜入!(英語)

熾烈な「高さ世界一」の争い

現代は、高層ビルの世界記録争いの時代となった。それまでは台湾にある総合ビル「台北101」(509メートル)が世界一高いビルであったが、ブルジュドバイは2007年7月の建築中の時点で台北101を抜いて世界一となった。

今は、台北101の高さを超える500メートル以上のビルの計画が目白押しである。かつて30年近く世界一の高さを誇っていたニューヨークの世界貿易センタービルの跡地には、台北101の高さを超えるフリーダムタワー(541メートル)の完成が予定されているが、ブルジュドバイのため、世界一の座を経験する事はなかった。その他にもアジアを中心に、高さ500~700メートル程度のビル建築計画が進んでいる。日本のスカイツリーも634メートルと、ブルジュドバイが存在しなければ世界一を経験していた建物だったと言えるだろう。

また今は、高さ「1キロ」を越える建物の計画も存在し、クウェートでは1001メートル(2016年完成予定)、ドバイのアル・ブルジュは1,400メートル(計画凍結中)、そして地上1マイル(1.6キロ)となる、1600メートルの高さとなるビルがサウジアラビアで計画されている(詳細未定)。高さ1.6キロのビルは、単純に考えるとブルジュドバイのさらに2倍の高さという事で、想像を絶する世界である・・。
↓ブルジュドバイとその他の超高層ビルの高さ比較

ブルジュドバイと他の超高層ビル

ブルジュドバイがことごとく奪い去った世界一の記録

828メートルの高さと、160階を誇るブルジュ・ハリファは、「高さ」に関わる以下の世界一記録をことごとく奪い去った。

◆世界で最も高い高層ビル(それまでは台北101の509メートル)

◆世界で最も高い建造物(それまではKVLY-TV塔の628メートル)

◆世界で最も高い自立式建物(それまではカナダのCNタワー553m)

◆世界で最も高いエレベーターシステム

◆世界で最も早いエレベーター速度(秒速18メートル)

◆世界で最も階数の多いビル(それまではアメリカの旧シアーズ・タワーと世界貿易センタービルの110階)

◆世界で最も高い屋外展望台(124階)

◆世界で最も高所にあるスイミングプール(76階)

◆世界で最も高所にあるモスク(154階)

 

 


絶景!一般人は行けない、世界最高地点ブルジュ頂上からの風景

ブルジュ・ドバイのテクノロジー

ブルジュドバイ オフィシャルサイトより

ブルジュドバイのテクノロジー  ●一日に一万トンの氷を作る

ビルが最も冷水を必要とする時間帯は、一時間あたり10,000冷却トンを必要とする。これは、一日で一万トン(一千万キログラム)の氷を生成するエネルギーと同じである

●一日で約100万リットルの水を扱う
ブルジュ・ドバイの水道システムは、一日で94万リットルの水を扱う能力を持つ
 
●36万個の100W電球を同時に点灯できる
もっとも電力を必要とする時間には、36万個の100W電球を同時に点灯する電力が必要となる
 
●巨大プール20個分の水を空気中から集める
ビル内が冷却される事により、湿度の高い外気は凝結(気体から液体になる)するが、この空気中からとられた液体を集める仕組みがあり、一旦地下にあるタンクに貯められたあと、ビル周辺にある植物の為に利用される。こうして収集される水の量は、一年間で5600万リットルにも及ぶ。これはオリンピックサイズのプールの20個分に匹敵する。
 
●世界記録のエレベーター
一つのビルなのに、エレベーターはなんと56機もある。うち、二階建ての展望エレベーター(初めは三階建ての構想だったらしい)はそれぞれの階が21人乗りで、世界最長の移動距離を誇り、かつ世界最速(秒速18メートル)で移動するという記録を持つ。
 
●ゾウ10万頭分のコンクリート
建物(基礎を除く)で使われているコンクリートは、10万頭の像と同じ重さに匹敵する。または1600キロ続く歩道に使われるコンクリートの量と同じである。
 
●サッカー場17個分のガラスと鉄
壁に使われているガラスと鉄の量(ガラスが約8割)は、サッカー場17個分に使われる量と匹敵する。
 
●窓を清掃するのに4ヶ月かかる
窓の清掃システムが搭載されており、アームをたたんだ状態で15メートルの大きさである。ビル全ての清掃を行うには、3~4ヶ月の日時を要する。

動画リンク

落成記念の花火・光・噴水による豪華ショー(必見!)

「ブルジュドバイ」突端からの絶景

世界一を誇るUAE・ドバイの超高層ビルの中を取材

動画「ブルジュ・ドバイ」上空からの概観

 

ダウンタウン・ブルジュ・ドバイダウンタウン・ブルジュ・ドバイの完成予想図

リンクなど

建築はじまり当初からのブルジュドバイの写真が大量にあります。また写真だけでなく、ビルに関する多くのデータを見る事ができます。また、当サイトもここから多くの写真をお借りしました。またブルジュ・ドバイ前に世界一だったTaipei-101のサイトwww.taipei-101.infoも同じ方が運営されています。

トラックバック用

 

こだわりと贅を尽くして創り上げた世界に名だたる豪華ホテルが立ち並ぶドバイ。ホテル滞在そのものがドバイ観光のメインイベントにもなります。それぞれのホテルの個性が一目でわかるよう、その魅力と特徴をまとめました。
実際の宿泊料金を確認するには、有名なオンライン旅行サイトエクスペディアからご覧いただくか、各ホテル情報にあるリンク先をクリックして下さい。

バージュ・アル・アラブBurj Al Arab

BurjAlArab.jpg
  • ドバイの象徴
  • 海上に浮かぶ312mのタワー
  • 世界最高級クラス7つ星ホテル
  • 全室2階建てメゾネットタイプ
     

バージュ・アル・アラブの詳細と写真をもっと見る
 

ワン&オンリー ロイヤルミラージュOne&Only Royal Mirage

    OneOnlyRoyalMirage.jpg
  • アラビア宮殿を模した外観
  • 広大な敷地に3つの建物
  • アラビア湾を一望
  • パームビーチ沿いリゾート

 → ワン&オンリー ロイヤルミラージュの詳細と写真をもっと見る

ジュメイラビーチホテル(Jumeirah Beach Hotel

        JumeirahBeachHotel.jpg
  • 波をかたどった美しい建物
  • ワイルド・ワディ宿泊客入場無料
  • 専用プライベートビーチ



  • オフィシャルサイト
  • 参考価格:¥ 42,785 - ¥ 140,520
  • 位置:
      mJumeirahBeachHotel.jpg エミレーツモール車10分/ドバイ空港20キロ

 

 


 

アトランティス・ザ・パーム(Atrantis The Palm

      AtlantisThePalm.jpg
  • 人工島パーム・アイランド先端
  • ドバイ最大規模ホテル
  • 800mのプライベートビーチ
  • 人気のドルフィンスイム
  • 全室アラビア様式
  • 充実のアミューズメント

  • オフィシャルサイト
  • 参考価格:¥ 35,654 - ¥ 121,225
  • 位置:
      mAtlantisThePalm.jpg パームアイランド先端プライベートビーチ沿い/ドバイモール車20分

 

 

 

マディナジュメイラ・ミナ・アッサラム(Madinat Jumeirah-Mina A'Salam

      MadinaJumeirah.jpg
  • 旧市街を再現した「マディナ・ジュメイラ」複合リゾート内
  • 移動はアブラ(渡し舟)
  • 古代アラブ豪邸を再現
  • 全室バルコニー付オーシャンビュー


  • オフィシャルサイト
  • 参考価格:¥ 43,519 - ¥ 145,134
  • 位置:
      mMadinaJumeirah.jpg アラブ湾沿い/ジュメイラ地区の中心地



 

 

ジュメイラ・エミレーツタワーズ(Jumeirah Emirates Towers

      JumeirahEmiratesTowers.jpg
  • ドバイの目抜き通り「シェイクザイードロード」沿い
  • 数々の国際イベントのメッカ
  • 高級ショッピング街ブルバード

  • オフィシャルサイト
  • 参考価格:¥ 29,762 - ¥ 94,194
  • 位置:
      mJumeirahEmiratesTowers.jpg ビジネス中心街シェイクザイード沿い/ドバイ空港車20分

 

 

 

ラッフルズ・ドバイ(Raffles Dubai

      Ruffles.jpg
  • エジプトの大ピラミッドを模した外観
  • 最高級モール・ワフィに近い立地
  • 客室すべてにプライベートバルコニー付

 

 

 

アルマーニホテル at Burj Khalifa(Armani Hotel Dubai )

      Armani.jpg
  • 世界一高い「ブルジュ・ハリファ」
  • ジョルジオ・アルマーニ演出
  • ドバイモール徒歩5分

  • オフィシャルサイト
  • 参考価格:¥ 66,904 - ¥ 126,678
  • 位置:
      mArmani.jpg ビジネス中心街/ブルジュ・カリファ/ドバイモール駅すぐ

 


 

 JWマリオット・マーキス・ドバイ(JW Marriott Marquis Hotel Dubai) 

      JW_Marriott.jpg
  • 世界一高いホテルビルディング
  • ハイテク装備のコンベンションセンター
  • ドバイオフィス街の中心地

 

  • オフィシャルサイト
  • 参考価格:¥ 24,958 - ¥ 76,762
  • 位置:
      mJW_Marriott.jpg ビジネス中心街/ビジネスベイメトロ駅




     


ザ・パレス・ジ・オールドタウン

The Palace - The Old Town
http://www.theaddress.com/en/hotel/the-palace-old-town
Emaar Boulevard, The Old Town Island, Downtown Burj Dubai
P.O. Box 9770, Dubai, UAE 地図
TEL: +971 4 4287888
FAX: +971 4 4287999
E: reservations@thepalace-dubai.com

ジュメイラ・バブ・アル・シャムズ

Jumeirah Bab Al Shams
http://www.jumeirah.com/en/Hotels-and-Resorts/Destinations/Dubai/Jumeirah-Bab-Al-Shams/
PO Box 8168, Dubai, UAE 地図
TEL: +971-4-8096100
FAX: +971-4-8326698
EMAIL: JBASinfo@jumeirah.com

フェアモント・ドバイ

Fairmont Dubai
http://www.fairmont.com/dubai
P.O. Box 97555, Sheikh Zayed Road, Dubai,UAE 地図
TEL: +971-4-332-5555
FAX: +971-4-332-4555
E-MAIL: dubai@fairmont.com

リッツカールトン・ドバイ

The Ritz Carlton Dubai
http://www.ritzcarlton.com/ja/Properties/Dubai/Default.htm
P.O. Box 26525 Dubai UAE 地図
TEL: +971-4-3994000
FAX: +971-4-3994001

 


より大きな地図で ドバイ旅行マップ by ドバイ旅行館 を表示

 

ヒルトンジュメイラ

Hilton Dubai Jumeirah Resort
http://www1.hilton.com/en_US/hi/hotel/DXBJBHI-Hilton-Dubai-Jumeirah-Resort/index.do
 P. O. Box. 2431, Dubai, U.A.E 地図
TEL: 971-4-399-1111
FAX: 971-4-399-1112
EMAIL: reservations.dubai@hilton.com

シェラトン・ジュメイラビーチリゾート&タワーズ

Sheraton Jumeirah Beach Resort & Towers
http://www.starwoodhotels.com/sheraton/search/hotel_detail.html?propertyID=1326

P.O. Box 53567  Al Sufouh Road Dubai 地図
TEL: +971-4-399-5533
FAX: +971-4-399-5577
EMAIL: jumeirah.sheraton@sheraton.com

シェラトンドバイクリークホテル&タワーズ

Sheraton Dubai Creek Hotel & Towers
http://www.starwoodhotels.com/sheraton/property/overview/index.html?language=ja_JP&propertyID=408

Baniyas Street/Creek Road,P.O. Box 4250 地図
TEL: +971-4-228-1111
FAX: +971-4-221-3468
EMAIL: reservationsdubaiuae@sheraton.com

シェラトン・デイラホテル,ドバイ

SHERATON DEIRA HOTEL DUBAI
http://www.starwoodhotels.com/sheraton/property/overview/index.html?language=ja_JP&propertyID=724
Al Mateena StreetP.O. Box 5772 地図
TEL: +971-4-268-8888
FAX: +971-4-268-8876
EMAIL: sheratondeira@sheraton.com

インターコンチネンタル

Hotel Intercontinenal Dubai
http://www.ichotelsgroup.com/intercontinental/en/gb/locations/dubai-festivalcity
FESTIVAL CITY . DUBAI, 45777 . UAE 地図
TEL: +971-4-701-1111
FAX: +971-4-232-9098

カールトンタワー

Carlton Tower Hotel
http://www.carltontower.net/
P.O. Box 1955, Baniyas Street, Deira, Dubai, UAE 地図
TEL: +971-04-222-7111
FAX: +971-04-222-8249
Email: reservation@carltontower.net

ハイアットリージェンシー

Hyatt Regency Hotel
http://dubai.regency.hyatt.com/hyatt/hotels/index.jsp
Deira, P.O. Box 5588, Dubai UAE 地図
TEL: +971-4-209-1234
FAX: +971-4-209-1235
Email: dubai.regency@hyatt.com

JW マリオットホテルドバイ

JW Marriott Hotel Dubai
http://www.marriott.com/hotels/travel/dxbae-jw-marriott-hotel-dubai/
Abu Baker Al Siddique Rd, Deira, next to Hamarain Shopping Center
P.O. Box 16590 Dubai, UAE 地図
Phone:  971 4 2624444
Fax :  971 4 2626264

グランドハイアット

Grand Hyatt Dubai
http://www.dubai.grand.hyatt.com/hyatt/hotels/index.jsp
P.O. Box 7978, Dubai, UAE 地図
TEL: +971- 317-1234
FAX: +971-4-317-1235
Email: dubai.grand@hyatt.com

シャングリラ

Shangri La Hotel Dubai
http://www.shangri-la.com/jp/property/dubai/shangrila
Sheikh Zayed Road P.O. Box 75880, Dubai, UAE 地図
TEL: +971-4-343-8888
FAX: +971-4-343-8886
EMAIL: sldb@shangri-la.com
 


ドバイ基本情報

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UAEの中のドバイ

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ドバイは、アラブ首長国連邦(United Arab Emirates、略してUAE)という連邦国家の中にある、首長国の一つ。UAEは7つの首長国から形成されており、アブダビ、ドバイ、シャルジャ、アジマン、ウム・アル・カイワイン、フジャイラ、ラス・アル・ハイマがある。首都はアブダビにある。 アブダビ首長が連邦の大統領をつとめ、ドバイ首長が連邦の総理大臣を兼務している。

UAEは1971年にイギリスの保護から独立したばかりの国である。ここは世襲制の絶対君主による統治、要は「王様たちが実権を握っている国」という訳です。

UAEにおいて、国土および経済規模の面でもっとも大きいのはアブダビである。実際、UAEの産油量の殆どはアブダビに集中しており、ドバイはその10分の1程度である。

日本とUAEは、貿易の面で重要なパートナーである。UAEの最大の石油輸出国は日本であり、日本の石油輸入量の4分の1はUAEに頼っている状況である。逆にUAEにとっても、日本は最大の貿易国でもあり、多くの車や家電を輸入している。

さて、そんなUAEの中にあるドバイは、産油量は少ないどころか、2015年には枯渇するといわれており、ドバイ首長は石油に依存しない国づくりを1990年代から立て続けに進めてきた。それが「観光都市ドバイ」が形成される事になったきっかけである。

そのドバイが、これまで不可能と思われる計画を次々と達成し、驚愕の進化を達成したことについては、以下のページでより詳しくお伝えします。 ⇒ 特集記事:ドバイの変遷

ドバイの気候

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ドバイは「砂漠気候」の国である。夏と冬があり、夏(6~9月)は50度を超える事もある。湿度も高く、湿度100%を観測することすらある。しかしながら11月から翌年3月くらいまでは冬季で、涼しく感じる事もあるほど気温は落ち着くが、冬は砂嵐が発生することもある。

夏は確かに恐ろしい温度にまで達する事もあるが、外を長時間歩くなど無謀な行為をしなければ、基本的には空調のきいたエリアを快適に行動する事が出来る。

ちなみに雨の心配も当然ながら不要です。一度も降らない年もあれば、冬に少しだけ降ることもある。

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最高気温℃ 24 25 28 32 37 39 41 40 39 35 31 26
最低気温℃ 14 15 17 20 24 26 29 29 26 23 18 15
降水量mm 11 36 22 8 1 0 0 0 0 0 2 14

 

服装について

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ドバイは観光都市とは言え、イスラム教の国。髪の毛は露出せず、女性は肌を隠す文化を持つ国です。観光客が増えたとはいえ、彼らの文化を乱さない程度の配慮が、服装にも必要です。ジュメイラ地区をはじめ観光化されているエリアなら問題はありませんが、スークだったり普通の街では、特に女性はショートパンツやノースリーブを避け出来るだけ肌を露出しないよう心がけましょう。ビーチでも基本的に同じ事が言えます。普通の水着で泳ぐなら、ホテルのプライベートビーチやウォーターパークなどのエリアに限るのが無難です。

ラマダンについて

イスラム教国では、年に一ヶ月ほど断食をするラマダンと呼ばれる期間がある。(正確には「ラマダン月に行われるサウム(断食)」である) この期間は、イスラム教信者は日の出から日没まで、食物・飲物、タバコなど一切口にしてはいけない。これは、イスラム教所以のルールが比較的ゆるい観光都市ドバイであっても同様である。断食の時間は朝5時台~夕方5時頃(季節により異なる)。 またラマダンの時期は、毎年11日づつずれる計算で毎年異なるため、注意が必要。
ラマダンの期間中は、観光客であっても公共の場で食べ物を口にするのは避けるべきである。街中のレストランやカフェも昼間は全て休業となるが、外国人のためにホテル内ではコーヒーショップ程度で営業したり、ケータリングのみ受け付ける店もある。服装も、ラマダン中は特に、女性は肌の露出が少ないものを選ぶべきである。
ラマダンについて(Wikipedia)

ビザについて

日本人は、ドバイにおける査証免除の対象国となっており、ドバイ国際空港に到着したらパスポートに30日間の観光査証(Visit visa)のスタンプが押される。追加手数料を払うことで、さらに30日間の延長も可能。

アクセス

日本からは、関西国際空港から直行便が出ている。2010年からは成田からも直行便が出る予定となっている。移動時間はおおよそ11時間強。現地ではタクシー、レンタカー、および2009年9月にオープンしたドバイメトロが観光に大変役に立つ。ドバイメトロのわかりやすい案内用Flashがあるので、旅行計画に役立つ。
⇒ドバイメトロ活用ガイド参考。

ドバイの時差

世界協定時間+04 00。時差は、日本よりも5時間遅い。(日本が夕方5時に昼の12時)
サマータイムは無いので、一年を通して日本との時差は変わらない。

日本 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10

11

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ドバイ 19 20 21 22 23 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18

※ドバイの19時~23時台は、日本から見ると前日となる

お金について

単位はディルハム(Dirham) で、1US$=3.67Dh、1Dh=25.64円でほぼ固定となっている。

基本データ

UAE_flag.jpg

国名 :アラブ首長国連邦(ドバイは、首長国の一つの名前。ドバイの首都もドバイ)
国旗(UAE)赤・白・緑の汎アラブ色を使用し、アラブ民族の統合を象徴している。その上で、緑は土地の肥沃さ、白は中立性、黒は国土内の石油資源を表している。
人口:226万人(2008年現在。長野県と同程度、外国人が約8割を占める)
面積:4,114 km2(埼玉県と同程度)
公用語:アラビア語 (英語、ウルドゥー語(インド人)、ペルシア語(イラン人)も利用されている)
国教:イスラム教(他教徒の信仰も自由。キリスト教会もある)
通貨:ディルハム(Dirham)Dh又はAED
為替レート:1US$=3.67Dh、1Dh=25.64円でほぼ固定
時間帯:UTC+4。日本と比べてマイナス5時間。(ドバイの方が遅い) 夏時間は無し。
ビザ:30日間以内の滞在ならビザは不要。
電気:220‐240V 50Hz
殆どのノートパソコンはそのまま利用可能。アダプタの無い電化製品は変圧器が必要。

ドバイが世界から注目され始めてから、ずっとその象徴にもなっていたと言っても過言ではないブルジュ・アル・アラブ(Burj Al Arab / 「The Tower of Arabs」の意味)。ドバイといったらこのホテルのイメージが浮かぶ人も多いだろう。通称「7つ星」ホテルとも呼ばれる事で有名な、海の上に建てられた世界トップクラスの最高級ホテルである。発音的にはバージュ・アル・アラブが近い。またアラブタワーと呼ばれる事もある。 

管理人の旅行記では、このホテルのアフタヌーンティーの様子をリアルにレポート。

バージュ・アル・アラブのホテル詳細と予約

海上ホテルの美しい外観

 

ブルジュ・アル・アラブ

建設は人工島に2年ホテルに3年で合計5年もの時間がかけられ、1999年にオープンした。砂浜から280メートル離れた海上に人工島を作り、その上に立てられたので、まるで海の上にそびえたつかのように見える。
建設には250名のデザイナーが関わっている。アラビア船の帆の形状にデザインされているので、まさに海の上で帆をたなびかせる巨大な船のようだ。ただ、建物の影がリゾート海岸にかからない様な配慮がされている。
場所はジュメイラビーチホテルのすぐ側にあり、パームアイランドを眺められる位置にある。夜になるとホテル全体や橋までがライトアップされ、夜の景観の美しさも有名である。

 

ブルジュ・アル・アラブ外観

ホテルは人工島にあるので、中へ入るには橋を通らないといけない。また入場が規制されているので、宿泊者以外の場合は検問所(橋の前)で入場料を支払わないといけないが、入場料はレストランへ行くと充当される。ホテルのパーキングはバレットパーキングのみなので、車はホテルの入り口でボーイに預けます。

 

ブルジュアルアラブへリポート

ちなみにホテルの屋上にはヘリポートが突き出すように設置されており、空港からヘリコプター送迎のサービスも提供している。ヘリコプターで到着し、屋上でそのままチェックイン、という荒業も可能なのだ。(チャーター費用は約30万円とか。他にロールスロイスの送迎サービスもある)

ちなみにこのヘリポートはテニスコートにする事も出来る。地上300メートル以上の、むき出しのテニスコートでプレイするとどんな気分なんでしょうね?元プロテニスプレイヤーのアガシが取材でこのコートを訪問したのは有名(以下の動画参照)。

 

高さや構造

ホテル単体の建物としては世界最高の高さを誇り(321メートル)、ギネスブックにも登録されている。ホテルだけの建物なのにエッフェル塔よりも高いんですよ。東京タワーともほぼ同じ高さ。

にも関わらず 階数はたったの27階しかない

という、まったく意味のわからない話なのだが、これは全ての部屋がメゾネット式(2階構造)となっているためである。にしても、一フロアがどんだけ高いんだ、と突っ込みたいところです。 部屋数は202部屋。また全室スイートのため、一泊安くても15万円程度といわれる。

 

贅を尽くしたホテルの内部

ブルジュ・アル・アラブ内部の様子

建物にはいった矢先のロビーには、大きな石造りの噴水があり、その両脇には金色のエレベーターがある。エレベーターの横にはサンゴや色とりどりの熱帯魚を見る事ができる巨大な水槽が接しており、ちょっとした水族館の様相である。エレベーターをあがると、またそこには噴水が待っている。

またがあしらわれた巨大な柱の数々。このホテルで金色の部分は実際に本物の金が使われていると思って間違いない。他にも豪華絢爛できらびやかな色使いが特徴のインテリアである。

そしてこのホテルの見所の一つでもある巨大なアトリウム(吹き抜け)もここから見上げる事が出来る。このアトリウムは世界で最高の高さを誇り、そこに見える波打つような一つ一つのふくらみが客室である。

なおエントランスでは、アラビック・コーヒーと干し柿のようなナツメヤシ(デーツ)をサービスされる。

 

世界最高級の客室

ブルジュ・アル・アラブ部屋の様子

各フロア毎に担当のコンシェルジュがおり、24時間いつでも部屋の外で待機している。給仕係(バトラー)もインターフォンでいつでも呼ぶことができる。チェックインはなんと自分の部屋に設置されたパソコンで済ますことが出来る。チェックインした際は、無料のフルーツとワインが部屋でお出迎え。

全室の窓側は床から天井まで大きなガラスのパノラマオーシャンビューとなっているため、非常に明るい。一階がリビング、二階が寝室とバスルームになっており、大理石で出来た階段で繋がっている。階段付近にはシャンデリアも下がっている。室内もいたるところに金色が使われた内装となっている。42インチのフラットテレビも金色に包まれている徹底ぶり。このテレビのリモコンは、入り口ドアの開錠や電動カーテンの開閉も出来るようになっている。

希望すれば、オーガニックのシーツや毛布に交換したり、17種類の枕から自分の好みにあったものを選ぶことができる。ちなみに石鹸・シャンプー・リンス・香水・ローションが全てエルメス製。しかも香水は市販のものと同じサイズで、持ち帰り可能だとか。恐ろしい贅沢ぶりのアメニティ・・。

巨大水槽レストランや地上200メートルのバーレストラン

ブルジュアルアラブレストランのサムネール画像

いくつものレストランやラウンジがあるが、中でも人気があるのが海底水族館に囲まれたシーフードレストラン『アルマハラ』である。数百種類の魚や巨大なサメのいる大きな水槽を囲むように、シーフード料理を楽しむ事が出来る。水槽からの青い光とハープの音色が印象的なレストラン。予算はランチ1~2万円、ディナー2~3万円程度。店内は写真撮影禁止

そのほかにも、最上階の27階、海上200メートルの高さにあるレストラン地中海料理のアルムンタハ、そしてその隣にあるスカイ・ビュー・バーなども見逃せません。パームジュメイラやザ・ワールドを姿を堪能する事が出来ます。スカイビューバーのアフタヌーンティーは一人予算約1万円程度から。アルムンタハはビュッフェ形式で、生牡蠣、ロブスター、そしてキャビアやフォアグラも登場の豪華メニュー。金曜はビュッフェランチも提供しているとか。


バージュ・アル・アラブの詳細と写真をもっと見る

 

関連リンク

ウィキペディア「ブルジュ・アル・アラブ」

ブルジュ・アル・アラブ 公式ページ

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The Platinum Life  AMEXを使って全世界へ

セルリアンタワーからブルジュドバイを夢見て

Mizumizuのライフスタイル・ブログ

ドバイ地図

ドバイの振興開発地の見所を中心に、目玉スポットを中心に紹介します。
2009年9月にドバイメトロという無人鉄道が完成し、ドバイ国際空港から、デイラ、バールドバイを横切り、シェイクザイードロードにそってジュベルアリ地区まで走る電車が動き始めました。主な観光スポットにも、駅から徒歩でいけるようになります。観光シーズンでも、渋滞やタクシー待ちから開放され、ツーリストには便利な環境となりました。(詳しくはドバイメトロ活用ガイドにて)

↓ブルジュ・アル・アラブ
↓アトランティス・ザ・パーム
↓マディナ・ジュメイラ
↓エミレーツモール
↓ブルジュドバイ
↓ドバイ・ファウンテン

↓ドバイモール
↓パームアイランド
↓ザ・ワールド
↓ワイルド・ワディ
↓新興開発地以外のみどころ

ブルジュ・アル・アラブ / Burj Al Arab

burjalarab_17.jpg

ドバイといったらこのホテルのイメージが浮かぶ人も多いだろう。通称7つ星ホテルとも呼ばれる、世界トップクラスの最高級ホテルである。アラブタワーと呼ばれる事も多い。海上に人工島を作りその上に立てられたので、まるで海の上にそびえたつかのように見える。ホテルとしては世界最高の高さを誇り(321メートル)、ギネスブックにも登録されている。全室メゾネット式(2階構造)で、全室スイート。一泊は安くても15万円程度といわれる。

ブルジュ・アル・アラブについてもっと詳しく(特集ページ)

アトランティス・ザ・パーム(パーム・ジュメイラ) / Atlantis, The Palm

アトランティス・ザ・パーム

人工島Palm Jumeirahのシンボル的な存在でもあるホテル、アトランティス・ザ・パーム。パーム・ジュメイラの突き当たり・ど真ん中にたっている。部屋数1500以上の大型高級リゾートホテルである。バハマのナッソーにあるアトランティス・パラダイス・アイランドの姉妹ホテルでもある。二つのタワーによって構成され、中心でそれらが橋で繋がっている独特の姿が印象的である。
ホテルには、16万平方メートルの巨大なウォーターパーク、カンファレンスセンター、ショッピングモールなどが併設されている。ドルフィンベイと呼ばれる、イルカと戯れる事が出来るプールもある。また2008年11月のグランド・オープニングイベントではロバート・デニーロ、ジャネット・ジャクソン、マイケル・ジョーダンなど豪華ゲストが招かれ、ホテルの壁面をスクリーンにしたて映像を写したり、北京オリンピック開会式の7倍の量の花火を使い、宇宙からも島の形が見えるように島全体から打ち上げた花火で豪華絢爛に飾られた。(費用はたった15分の花火で16億円動画はこちらから
アトランティス・ザ・パーム オフィシャルホームページ

マディナ・ジュメイラ(ジュメイラ地区) / Madinat Jumeirah

マディソン・ジュメイラ

2004年オープンの複合リゾート施設で、スーク(市場)を室内で再現した巨大なモール(70以上のショップがある)に加え、40以上のレストランやバー、ホテルやビラ(別荘式の高級ホテル、Courtyard)、スパやシアター(屋内や屋外)などで構成される。スークはアンティークや絨毯、アラビアンポットの店などスークを感じさせる店からギフトショップまで多岐にわたるラインナップ。またモールの周りは人口の川に囲まれており、伝統的な渡し舟(アブラ)に乗って移動する事もできる。場所はブルジュ・アル・アラブやジュメイラ・ビーチ・ホテルに近く、ホテル利用者はワイルド・ワディもフリーで利用できる。

マディナ・ジュメイラ オフィシャルホームページ

エミレーツモール / Mall of Emirates

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エミレーツモール(英語名はMall of The Emirates)は、ドバイモールが出来るまでは、中東一の巨大なショッピングモールだった。しかしながら今もその巨大なモールと多彩な併設施設で、多くの人を魅了している。20万平方メートルの巨大なモールエリアには450店舗以上のショップを構え、さらに14スクリーンを持つ映画館、550席以上を有する劇場、ボーリングやプールのある総合レジャーエリア、ホテル、そして世界最大の屋内スキー場「スキードバイ」を併設する。ドバイメトロのMall of The Emirates駅から直結している。

エミレーツモール オフィシャルホームページ

 

ブルジュ・ドバイ(ジュメイラ地区) / Burj Dubai

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ブルジュ・ドバイは、地上162階建、高さ818mを誇る、2009年時点で人類史上最も高い建造物である。中はホテル、高級マンション、そしてオフィス等によって構成される。それまで世界一の高さを誇った台北101(509m)をゆうに300メートル以上も超えた建造物で、その他数々の世界記録を塗り替えた建物である。

商業施設、居住施設、娯楽施設などを含むエリア「ダウンタウン・ブルジュ・ドバイ」の大型新興地区開発の核として位置づけられている。

ブルジュ・ドバイについてもっと詳しく(特集ページ)

 

ドバイ・ファウンテン(ジュメイラ地区) / Dubai Fountain

 

dubai_fountain_1.jpg ドバイ・ファウンテンもダウンタウン・ブルジュドバイの真ん中にある人造湖に設置されている、世界最大規模の噴水施設である。ブルジュ・ドバイの目の前でパフォーマンスが行われる。
8万3000リットルの水を常時噴出す事ができ、50色を超える6600以上のライトが設置され、1000以上のパターンでパフォーマンス を行う。全長は275m(フットボール上を二つくっつけた位の長さ)、噴水の高さは世界一を誇り、最高で地上150メートルにも達する。この高さは50階建てのビルを 超えてしまう
パフォーマンスは、天候がよければ300キロ以上離れていてもその光が見えるほどである。(300キロの上空からも確認できるの で、宇宙からも見える噴水・・という触れ込みである)

 

湖の建設を含めてトータル218億円もの費用をかけて作られた。巨大な噴水としてはしばしばラスベガスのベラージオと比較されるが、実際にベラージオの噴水を手がけたWET Designがプロデュースをしている。大きさはベラージオの噴水よりも25%も大きい。

ドバイファウンテン オフィシャルサイト

 

ドバイ・モール(ジュメイラ地区) / Dubai Mall

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ドバイ・モールは、世界最大のショッピングモールである。これもダウンタウン・ブルジュ・ドバイにある。総面積約110万平方メートル以上、屋内フロア約55万平方メートル、ショップの数約1200のほかにも、世界最大級の水族館オリンピック規格のアイススケート場22のスクリーンからなるシネマコンプレックス、屋内ゴールド・スーク(金市場)、SEGAテーマパークやキッザニアなどを併設している。このスケールの巨大さは、もはやモールと呼ぶ領域を超えているとしか言いようが無い・・・。

ドバイモール オフィシャルホームページ

パーム・アイランド / The Palm Islands

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ドバイ沖合いに造られた、世界で最も大きな人工島群。ヤシの木(パーム・ツリー)を模しているため、この名がついた。衛星からも認識できるこの巨大な人工島は、ドバイの地形をも変えたと言われ、この島のためにドバイの海岸線は約520km長くなったと言われる。既に完成しているPalm Jumeirahは海底トンネルやモノレールが走っていて、日系企業もこの事業に参画している。
パーム・アイランドはこれらリゾート地を総称した呼び名で、実際は3つのPalm Islandからなる。3島建築の総額は1兆8000億円とも言われている(汗)。

ザ・パーム オフィシャルホームページ

●Palm Jumeirah

はじめに開始されたプロジェクト。2006年末から移住を開始し、2008年9月にはAtlantis, The Palm ホテルが完成した。最終的には100以上の高級ホテルと1400戸以上の別荘、商業エリアから成る一大リゾート地になる。3つの島では一番小さいサイズ。
ちなみに、クルーズ船として役目を終えた世界有数の豪華客船クイーンエリザベス二世号を、ドバイ政府系デベロッパーのナキールが2008年に一億ドル(約100億円)で購入し、将来はPalm Jumeirahに停泊し洋上ホテルとなる予定である。これもまた、豪華ホテルとして将来話題を呼びそうだ。
 

●The Palm Jebel Ali

PalmJebelAli.jpg

二つ目のプロジェクト。Palm Jumeirahの1.5倍の面積で、最終的には170万人が居住する場所となる予定。ここが完成すると、その後さらにドバイ・ウォーターフロント(世界最大のウォーターフロントとなる予定)と呼ばれる人口造成地に囲まれる計画である。左の画像参照(写真内の右下がPalm Jebel Ali)

●The Palm Deira

最後に造成される予定のPalm Islandで、3島の中で最大規模。Palm Jumeirhaの8倍の広さとなる予定。デイラ地区(Deira)のビーチに繋がるように作られる。100万人が住むエリアになる予定で、2004年に開発の発表がされたが、完了スケジュールは未定。

 

 

ザ・ワールド / The World

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度肝を抜くドバイの数々のプロジェクト中でも、特にシンボル的な存在の人工島郡The World(ザ・ワールド)。パームアイランドに並び人工島プロジェクトとして有名。上空から見ると世界地図を模した、300以上の人工島からなる。うち100島は厳選された世界中の金持ちセレブ個人に販売のオファーがいくそうだ(金があってもオファーが無いと購入できない)。その他は、ホテル計画などを持つデベロッパー向けに販売される。島の値段は15~50億円といわれているが、一部にはたった一島で200億円を越すものもある。
ドバイ首長であるムハンマド・ビン=ラーシド・アール=マクトゥームの発案。島と島との間は100メートル。島への交通手段はヘリコプター、水上バイク、ボートしかない。要は、島を購入できない一般人は、肉眼で見る事すら及ばないって事でございます。
ビジェイ・シン、ミハエル・シューマッハ、ブラッド・ピット、パメラ・アンダーソン、リチャード・ブランソン(バージングループ会長)など、多くの著名人が購入した。

ザ・ワールド特集

ザ・ワールド オフィシャルホームページ

ワイルド・ワディ(ブルジュ・アル・アラブ側) / Wild Wadi

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巨大なウォーター・パークであるワイルドワディは、ブルジュ・アル・アラブとジュメイラ・ビーチホテルの中間に位置し、この両ホテルを運営するジュメイラ・インターナショナルが管理している。従ってジュメイラ系ホテルの宿泊者は入場料とバスタオルが無料。

目玉の一つはジュメイラ・シーラと呼ばれる、33mの高さから滑り落ちるウォータースライダーで、無重量のような感覚を味わいながらなんと時速80kmで滑り落ちる。北米以外の地域では世界で最も大きいウォータースライダーである。その他にも大波でサーフィンを体験できるFlowrider、10万リットルの水で自然の波を起こすフラッドリバー、360メートルの長さを誇るJuha's Journeyを初め、多くのウォーター・アトラクションがある。
この施設を見てると、ドバイが砂漠の国という事をうっかり忘れそうだが、一時間当たりなんと5万キロリットルもの真水が使われている。もうありえません。

ワイルド・ワディ オフィシャルサイト

 

新興開発地以外のみどころ

スーク(Souk):市場

スークはドバイ昔ながらの市場である。魚、肉、野菜、衣料などの生活に密着した市場があるが、観光客にはゴールドスーク(金)、スパイススーク(香辛料)などが人気である。ゴールドスークは特に金が安く手に入る事で有名。ビルまるごと宝飾店のみのところもあり、あらゆる宝石製品が見つかるでしょう。アラブやインド系の人の生活にかかせないスパイスの市場も見所。どちらのスークもデイラ地区、バールドバイ地区に集中している。

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ドバイクリーク

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ドバイクリークは、デイラ地区とバールドバイ地区を南北に分断する川で、幅は500メートルほどある。歴史のある界隈で、観光客だけでなく住民にとってもポピュラーな川だ。また市庁舎や電話局など市の近代的な建物と、昔ながらの住民の町が混ざる印象的なエリアで、是非一度は足を運びたい。この川を渡るには車で橋を利用するか、アブラ(Abra、ドバイの伝統的な水上タクシー)を利用することができる。

ジュメイラ・ムスク(Jumeirah Mosque):イスラム教寺院

Jumeirah_Mosque.jpgジュメイラムスクは、ドバイで最も美しいと言われている、大理石で出来たムスクで、見学できるムスクとしては唯一である。通常はイスラム教徒でなければムスクに入れないが、ジュメイラムスクは現在ツアーを提供しており、女性は頭を隠すものがあれば(入り口で貸してもらえる)、中に入る事が出来る。短パン・ノースリーブ禁止、5歳以下の子供もは入れない。ツアーは英語で行われる。入場料Dh10。
住所: Albwardy Building 2, PO Box 594, Dubai, UAE
Email: info@dctpb.gov.ae
Phone: +971 4 230 000
Fax: +971 4 511 711
 

シェイク・サイード邸(Sheikh Saeed Al Maktoum House)

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元ドバイ首長のシェイク・サイードが住んでいた邸宅が、現在は博物館として一般公開されている。シェイクサイードは、元首長シェイク・モハメッドの祖父にあたる。1896年に建築されたドバイでも古い建物の一つ。広い中庭をもち、珊瑚をベースに作られた建物は伝統的なアラブ建築を堪能することができる。デイラ地区にある。入場料Dh2。

ドバイ博物館(Dubai Museum)

 DubaiMuseum.jpg1970年にオープンした、1990年代のドバイ全体を眺めることが出来る博物館。建物はもともと18世紀に立てられたFort(とりで)を利用している。かつてのスークの姿から始まり、近代の急激な都市発展などドバイの変遷を眺められる。入場料Dh3。

私が実際にドバイへ旅行した経験に基づき、ドバイ観光のコツを経験談に基づいて紹介します。
「ひとくち」で説明するつもりが、すっかり細かくなってしまいました(苦笑)

ドバイへ行く前に抑えておきたいこと

1)ガイドブックを購入すること。まずタクシーで行き先の案内が楽であること(運転手が知らない場所でも地図と一緒に示せる)、そしてちょっと時間が余ったときや予定変更したい時に、その計画が簡単である。また交通機関の利用方法、金額、店が終わる時間など、街を歩いているとちょっとした知りたい事が出てくる。私は、現地へ行けばなんとかなると思いかなり手ぶら状態で渡航したのだが、何度ガイドブックを欲しいと思ったか・・。手軽なガイドブックが一冊あれば重宝します。⇒たとえば、有名どころでるるぶドバイ地球の歩き方ドバイあたりが便利じゃないでしょうか。

2)日本円の現金を持参して現地で両替。あとでも述べるが、ATMが使えない場合もあるので、国際キャッシュカードやクレジットカードのキャッシングはあまり期待せず、現金を日本から持っていって現地で両替(空港やモールなど、色んなところに両替所があります)がベスト。

3)変圧器・変換プラグを買う前にホテルに確認。というのは、たしかにドバイは電圧とプラグ両方が日本と違うのだが、滅多に使わないこの変換プラグを果たして本当に買う必要があるんだろうか?まず宿泊先のホテルに聞いてみよう。多くのホテルで変換プラグを用意していると思われる。100歩譲ってホテルで用意してなくても、空港とかで高いものを買うより、現地のスーパーで安いものを買ったほうがいい。

管理人の個人的なドバイ観光のお薦め

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私のドバイ丸3日間滞在を通しての、観光のお薦めだが、ドバイの目玉スポットのような有名どころも是非抑えておきたいが、「アラブ」「ドバイ」「砂漠」などエキゾチックな空気を感じ取れるエリアは、遠い国に来た事を実感できて、旅の満足感を得られる。ドバイの有名エリアに加えて、是非観光ルートに以下のようなスポットを追加すると、より充実した旅になるでしょう。

  • スーク(デイラ地区のオールドスークなど)
  • サファリツアー
  • 伝統建築(シェイク・サイード邸、バスキタヤなど)
  • ドバイクリークのアブラ(渡し舟) 

空港からの移動はメトロかタクシーか?

dubai_international_airport.jpgのサムネール画像

ドバイ国際空港にはドバイメトロ駅があります。空港はターミナルが3つあり、ターミナル3はエミレーツ専用、その他の国際線はほぼターミナル1に来ていると思ってください。(ターミナル2はインドや近隣諸国への格安路線が中心で労働者を中心に利用されているようです。) そしてメトロの駅は、ターミナル1と3にあります。

私はエミレーツ航空以外を使ったのでターミナル1だったのですが、ドバイメトロは出発ターミナルに隣接しているので、到着ターミナルの近くにはありません。到着ターミナルを出るとすぐにタクシー乗り場。ただ少し歩けばメトロ駅にはたどり着くはず。
もしホテルがどこかのメトロ駅の側にあるなら、出発ターミナルまで移動してメトロを使うのはアリ。ただ実際はそんな事も少ないと思うので、それなら結局はじめからタクシーを使うのが賢い。タクシー代は日本と比べてかなり安いです(初乗りで100円もしないし)。

ドバイのWIFI事情

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ドバイの空港には無料のWIFI(ワイヤレスのインターネット接続環境)が用意されているので、ドバイに到着してすぐにiPhoneでツイッターに「ドバイなう」なんて超余裕です。私の住むバンクーバーの空港も無料でWIFIを提供しているが、空港はやっぱこれくらい太っ腹にやってほしいですな。
ただ主要モールなどでWIFIを使う場合、殆どが有料です。ネットに接続しようとすると登録画面が出てきて、名前やメルアド、クレジットカード番号を入れて支払いをすると使えるようになる。ちなみにドバイモールのWIFIには携帯の番号が必要で、携帯宛にログイン情報が送られる模様。なので海外対応の携帯などを持っていないと利用できない。
ドバイメトロも同じくクレジットカードで支払いをする事でWIFIが利用できる。駅構内はもちろん、電車で移動中もネットが使えるという優れもので、かなり快適・便利。料金は1時間で数百円程度でした。

ドバイのレストラン事情

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ドバイの食事、と言ってもアラブ料理という訳ではなく、色んな国の料理が食べられるので嬉しいところ。(むしろアラブ・ムスリム料理なんて一度も目にしなかった。本当は試したかったが・・) 日本食も、数は少ないがある事はあります。ドバイは人口の多くがインド系という事もあり、さすがにインド料理はよく目にする。モールのフードコートに行けば、ファーストフードから日本、中華、インド、タイ、レバノンなど色んな食べ物に舌鼓をうてる。個人的には、珍しいレバノン料理の店をよく目にした気がするな。

ちなみにドバイのレストランは、「ある所にはあるが、無い所には本当に無い」というのが印象。スークをうろうろしてた時は、かなり周囲を歩いたが本当に少なかった。予めどの辺りに食事の場所がある、とわかっていなければ、モールやホテルなどで食事をするのが無難。
私は一般庶民の生活を知りたいと思ってスークやデイラ地区をうろうろしたが、ほんとーーに食べる所に困って、半日ほど腹ペコな状態で歩きまくった記憶がある。ファーストフードもコンビニもありません。街をブラブラ歩いてて、なにかつまみながら食べ歩き・・という感じにはいきません。レストランがある場所でも、選ぶほどの選択肢は無い。恐らく地元の庶民の方は外食する事が少ないんだろうか。

現金があればいいって訳じゃない

ドバイ観光では、小銭と小額紙幣は必須アイテムです。Dh100以上の高額紙幣(でも無いのだが・・w)はほんとーに使えない。と言うのは、少し大きめの紙幣を出すと「お釣りが無い」といわれるのである。私はこのセリフを何十回も言われ、お金はあってハラペコで、目の前に食べ物があるのに食べられない・・という、食いしん坊にとっては辛い経験をした笑。タクシーでもお釣りが無いとか、スーパーではレジを開いたばかりだからお釣りを出せない・・・とか。とにかく、小銭かDh5~10程度の小額紙幣をたくさん持参すると便利。ATMや空港で両替したり引き落とすと大きい金額なので、できればホテルやどこかで小さい紙幣を幾つか欲しいところ。

国際キャッシュカードは期待するな

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近代の海外旅行はとても便利になったもので、日本でいう国際キャッシュカードがあれば、例えばPlus(VISAのネットワーク)のマークがあるATMマシンなら世界中から現地通貨で自分のお金を引き出すことが出来る。そのつもりで私は、現金は殆ど持参せず、銀行カードとクレジットカードを信用してドバイに入国した。

ところが!!!! ドバイにも色んな銀行のATMマシンがあるのだが、「Plus」と記載されているのに国際キャッシュカードが使えないATMが非常に多かった。現地の銀行スタッフや、カード発行銀行のカスタマーセンターに国際電話で聞いたのだが、結局なぜ使えないのかが分からず。私以外の人でも、同じように使えなくて困ってる人をみました。それでも、一部のATMマシンでは確かに使えるのもあった。

という事で、日本円などの現金を必要な分だけ必ず持参して、必要に応じて両替するのがいいだろう。国際キャッシュカードを期待してはいけない。カードに頼っては泣きをみるだけ。

クレジットカードは問題なく使えますが、キャッシングは試してません。でもATMはVISAと書いてあっても信頼しない方がいいかも。

交通機関について

ドバイメトロが出来たとは言え、観光をするにはやはりタクシー無しでは語れない。実際タクシー利用はためらわずガンガン使っていい。なにせドバイの交通機関はとにかく安い。ドバイメトロだって100円足らずで同じエリア内は移動できるし、タクシーの初乗り運賃だってわずか100円弱(Dh3とか)!!やすっ!!例えば、デイラ内、バールドバイなどの同一エリア内なら、1000円もしないで殆どのところは移動できる。またバスも、チケットの買い方、目的地までの行き方などを予め理解しておけば、かなり便利。バスはとても近代的。静かで快適だが、観光で利用するにはバスの知識をある程度持ってないと辛い。

ドバイメトロ

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ドバイメトロは2009年9月に完成した、ドバイで初めての鉄道であり、かつ世界で最長の無人鉄道。空港からドバイのど真ん中を突っ切り、空港と逆側のドバイの端までいける。(この線はレッドラインと呼ばれるが、まだ全線・全駅は開通していない)

ドバイメトロは、とにかく安い、空港直結で便利、新しいので綺麗、本数も多い、そして車だと渋滞の危険があるが、その心配も無用。ドバイメトロだけで観光地をまわるのは流石にきついが(ただしエミレーツモールは直結なので便利)、メトロとタクシーを組み合わせて上手く活用するのが、快適なドバイ観光のコツである。

注意点としては、終電が早い(夜10~11時の間に終電)、それから金曜は始発が午後2時ということ。私はうっかりこの2点をすっかり忘れてて痛い目にあった。メトロについて詳しくはドバイメトロ活用ガイドにて。

タクシーについて

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ドバイのタクシーはとにかく安い初乗り3ディルハム(100円弱)という恐ろしい安さである。なので、ちょっとした移動でも気軽に利用していいだろう。メーターは、タクシーが止まると「Waiting」となり、動き出すと「Hired」になるので、渋滞でなかなか動かない場合でもメーターがガンガン上がる・・という事はない。ドバイの観光では、どうしてもタクシーが中心にならざるを得ないだろう。だから、行き先を伝えるくらいの最低限の英語と、ガイドブックの2点は、旅行にあたって準備しておきたい。

 

そしてタクシーの利用で気をつけたいのは、「渋滞」「運転手が意外に無知」という事である。

ドバイは現在、深刻な渋滞問題を抱えている。大きな道や交差点、そして通勤時間帯は信号付近や幹線の合流付近はずらーーっと長い渋滞。安いとは言え、到着までに意外と時間がかかる事もある。

そして、日々変化しているドバイに知識が追いついていないドライバーが多い。なにせドバイは国民以上の外国人労働者が住んでおり、タクシードライバーはインドやパキスタンからの出稼ぎ労働者。まだ街全体に詳しくない人もいれば、適当な人も多い。「シェイク・サイード邸に行ってくれ」とマップを見せて頼んでも「場所がわからない」と言われ、何人かに断られたし。また目的地の近くまで来て「ここで車を降りて、メトロの橋を渡って向こう側に行ってくれ」と言われたものの、その橋はまだ工事中で使えなく、隣の駅まで歩いて橋をわたったりと、タクシーを使った意味を感じない程に歩かされた。
という事で、タクシーに乗るときは、「●●モールの入り口まで行ってくれ」「●●ホテルの前まで行ってくれ」と、はっきりと伝えるように。

バスについて

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ドバイではいたるところにバスが走っていて、予め行き先やチケットの買い方が分かっていれば、とても便利。安い運賃で快適に移動できる。新しい車両のバスも多く中も清潔です。

ただバスは、事前知識が無いと快適に使いにくい。バスの乗車時は事前に購入したチケットやカードを持つ必要があり、現金を使ってバスに乗る事は出来ない。予め指定の場所でチケットを購入しておく必要がある。チケットは大きめのバスターミナルやドバイメトロの駅など限定された場所で購入可。

またどのバス停で降りるのか自分だけではわかりにくいので、ドライバーに予め聞いておくか、乗客に聞いてどこら辺で降りるのか・・と聞けば安心。バス内に液晶モニタがあるのだが、そこにはバス停情報も現在地も表示されず使えない(何のためにあるのか全くわからん)。 私が使った時の感想では、バスを使う観光客はとても少ないという印象。
ちなみに、赤い乗車券(NOLチケット)ではメトロ⇒バスと同じ切符では乗り換えるできない。予め赤いチケットに何回分かチャージ(最大10回分)しておく必要がある。

運転

運転と言っても私はドバイで運転した事はないが、ドバイ住人の皆様は運転が結構お下手ですので、レンタカーを利用する人は注意したほうがいいです。クラクションも鳴らしまくる。また常に都市が変化しているドバイでは、とても複雑なルートを持つエリアもある。ちなみに右側通行・左ハンドルなので、日本とは逆になります。

そして、例えばシェイク・サイード・ロードは広い幹線なので、道路の逆側に行くのは楽ではなく、建物が目の前に見えてもなかなかたどり着けない、、、という事もざら。エミレーツモールにタクシーで行った時は、モールの周りをとにかくグルグルまわってやっとたどり着いた印象がある。これは、観光で来た人がレンタカーで移動するのは大変だなと思った。短期の観光なら、正直レンタカーは使わないほうが逆に時間の節約になるかな。(ドバイメトロとタクシーをうまく活用する)

スークは見て楽しむ?

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デイラ地区にあるオールドスーク、そしてその中にあるゴールドスークやスパイススークは、とてもエキゾチックで見る価値アリ!必ず行って欲しい、管理人お薦めのスポットです。ゴールドスークは相場からは安い金が手に入りますし(私は金の相場を知らないので、値段みても高いのか安いのかわかりませんでしたが・・)、木で出来たアーケードのようなストリートは歩いているだけでも、なかなか楽しいもの。

そして狭い路地の中に所狭しとスパイスが敷き詰められたスパイススークもとても興味深い。ただ購入しようとする時は、言い値で買わないように注意しましょう。そもそもスパイススークでは、値札や定価というものが無いという話もあります。買おうとすると、初めは絶対に高値でふっかけてきますので、日本円に換算して妥当な値段かどうか、まず自分なりに判断しましょう。判断しづらかったら、買わないで見て楽しむのが無難。スパイス系のものはモールにあるスーパー等でも購入できますので、土産に買うならそこでも十分です。


エミレーツ航空は1985年に就航を開始した、ドバイを拠点とする航空会社である。オープンした当初は中古のボーイング機を利用して中東とヨーロッパのみに就航していました。

emirates_frying.jpg  ところがその後、驚くような手法で新型機の導入と新規路線をガンガン強化してゆき、今や世界全大陸、62カ国100都市以上に運行するまで成長した。この急成長の中で、現在までに世界中から400以上の賞を受賞し、航空会社世界トップ5の収益に入るほどに成長。またサービスの決め細やかさや、最新の機体および機内設備をそろえるなど、サービス品質についても定評がある事で有名です。
日本向けには、関西国際空港からの直行便が飛んでおり、2010年には成田空港から週五便の運行を予定している。
 

何をするか分からない航空会社

emirates_planes2.jpg エミレーツ航空は、最新鋭機を大量に発注した事で大きな注目を集めた。
 
2003年には、航空史上最高額の190億USドルもの機材の発注を発表。2階建てのA380型機を初めとする最新鋭超大型機を保有する数では世界の航空会社の中でもトップクラス。
 
さらに、2005年にドバイで開催された第9回国際航空宇宙展で、ボーイング777型機を42機発注したと発表しました。これはボーイング777シリーズで史上最大規模の発注です。
 
このような度肝を抜くような大量発注を行うことから、何をするかわからない航空会社とも呼ばれる事があります。
 
2007年頃には、燃料費高騰などで経営難に苦しむ航空会社の中、逆にエミレーツは原油高による中東諸国の好景気に支えられ、「世界で最も景気の良いエアライン」と言われていた。
 

機内サービス

エミレーツ航空の機内サービス評価は高く、業界でも権威あるアメリカのOAG(Official Airline Guide)によるエアライン・オブ・ザ・イヤーなど、数々の賞を受賞している。
 
emirates_seats1.jpg ice(Information, Communications, Entertainment)と呼ばれる、オンデマンドのエンタテインメントシステムが全席に装備。エコノミークラスでも個人用座席モニターで600以上の映画、音楽、ゲームチャンネルの他、衛星電話、Eメール送受信やSMSを座席に居たまま利用できる。また機体外部に取り付けられたカメラからの映像や、Airshowと呼ばれる飛行状況の3D映像なども、視聴者を飽きさせない。システムは標準でアラビア語、英語のほか、日本語にも対応。機内誌は「openskies」が用意される。
 
また夜間に機内の天井に星空が広がる様なムードライティングの演出がなされている。時差ボケ解消に有効らしい。機内食は、標準がイスラム食(モスレム食)だが、アルコール飲料もある。

世界初、飛行中の機内から自分の携帯が使えるシステム

エミレーツ航空の機内で電話 エミレーツ航空は、飛行中の機内携帯電話通話サービスを民間航空機では世界で初めて開始しました。簡単にいうと、自分の携帯を飛行機の中でいつものように使えるシステムです。
飛行中の航空機内で携帯電話の使用を可能にする「エアロモバイル」のシステムを約2700万ドルで導入。搭乗客は、なんと自分の携帯電話を使って機内からの通話やSMSメールの送受信が可能となった。海外ローミング対応の携帯電話も利用できる。
 
ちょっと考えてみてください。おかしくないですか?
いつも使ってる携帯をポケットから取り出して、そのまま一万メートル上空から友達に「ごめん、ドラマ録画しておいて・・」とか電話できちゃうワケですよ。「飛行中は携帯の電源を切ってください」なんて普通の航空会社のアナウンスがアホらしく聞こえちゃいますな。 
 
なお、通話は3万フィートの巡航高度での飛行中のみに制限されるほか、夜間飛行中など、特定の時間帯は通話が制限される。1度に通話可能な回数は最大6通話。100以上の特定のフライトのみで提供されているが、対応機は徐々に増加している。
今後は、「BlackBerry電子メール」や「GPRSデータ・アプリケーション」の追加や、機内エンターテインメントシステム「ice」とエアロモバイルの統合など、機能強化を図る。 

驚きのファーストクラス

emirates_seats2.jpg エミレーツ航空のファーストクラスは、なんと通路と座席がパーティションで仕切られておりほぼ個室状態で、プライバシーを完全に確保できる試み。ボタン一つで開閉する自動ドアがついてます。個人用の収納場所、コートのクローゼット、化粧デスクがありながらも、思いっきり背伸びできるほどの奥行き。さらに23インチのワイドスクリーン液晶テレビが設置され、600チャンネル以上の映画・音楽・テレビ、そしてゲームやメールも出来てしまうので、空飛ぶ漫画喫茶と呼ばせていただきたい程です。※このプライベートスイートは一部路線で提供されている。
 
firstclass.jpg ファーストクラスのオンデマンドサービス・コントローラーはワイヤレスとなっており、タッチパネル式で使いやすく工夫されている。
 
ウェルカムドリンクにはジュースやシャンパンが用意され、座席横の再度テーブルにはミニバーが備えられています。スターバックスのコーヒーやジュース、ミネラルウォーターやコップなどが常備されています。おつまみ、食事やワインにこだわっているのは当然のこと、食後のコーヒーもコーヒーポットごと用意される。

 

世界最大の巨大旅客機「A380」の実態

 エアバス社の超大型旅客機A380を58機も一気に発注し有名になったエミレーツ航空だが、このA380の実態もまだ驚くべき内容である。

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全長72.7メートル、最大重量は560トン。最大燃料容量は310キロリットル。世界初の総2階建て旅客機で、ボーイング747を抜いた世界最大の民間機である。またファーストクラスの乗客は、2つ用意されたシャワー室を利用する事も出来る。シャワー用に蓄えられた水は500キロなので、使用時間は制限されている。
 

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また2階席の前方には、ファーストクラスのソーシャルエリアが設置されており、軽食や飲物が用意されている。また2階席後方のラウンジにはバーカウンターもあり、ここではビジネスクラスの人との交流も可能である。
飛行機の中に、左写真のようなバーカウンターですよ。飛行機の概念が「移動手段」ではなくなる日も、そろそろ来るかもしれません。

ドバイ国際空港

dubai_international_airport.jpg エミレーツ航空の拠点でもあり、また世界一の広さを誇るドバイ国際空港。それまで世界一だった北京国際空港のオリンピックターミナルを抜き、4907平方キロメートルの広さを誇ります。82の動く歩道、92のエスカレーター、8機のスカイトレイン、157のエレベーターなど、圧倒的な広さとスケールを誇ります。3つのターミナルから構成され、第3ターミナルはエミレーツ航空専用となっている。またドバイ国際空港は、24時間空港でもある。
 
エミレーツ航空利用で、なおかつこの空港での乗継ぎ時間が4時間以上あいている場合に限り、無料で飲食可能なレストランがある。また空港内の時計のほとんどがロレックス製である。
 
空港の利用者は急激に増加しており、新ターミナルや新空港を建設しているが、空港のキャパシティとしてはパンク状態にある。
 

 関連リンク

エミレーツ航空ホームページ

ウィキペディア「エミレーツ航空」

ドバイ国際空港(英語)

2013年9月更新

もともとドバイ観光は、タクシー、レンタカー、バスなどが移動方法の中心だったが、2009年9月に世界で一番長い無人鉄道であるドバイメトロが開通し、新たなドバイ観光の手段が生まれた。幾つもの路線が計画され、現在は主要な観光エリアを横断できるシェイクザイードロードに沿ったレッドライン(29駅)と、ドバイの都市部を網羅するグリーンライン(22駅)が開業している。

 

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ドバイを訪れる者にとってメインの移動手段となるレッドラインは、各駅4~7分間隔で電車が発着し便利。グリーンラインとは、Khalid Bin Al Waleed駅とUnion Square駅で接続している。

ちなみにドバイメトロは、三菱重工など日系デベロッパーが中心に構築された。工事事務所のプロジェクト・リポート(PDF)もなかなか面白い。
 

ドバイメトロ・データ

  • 開業中のレッドライン、グリーンラインの他に、二つの空港を結ぶパープルライン、ブルーライン、イエローラインのプロジェクトが進行中
  • この2ラインで合計51駅
  • 2ラインの乗り換えポイントは2駅(Khalid Bin Al Waleed駅とUnion Square駅)
  • トータル87の列車が用意されている
  • 鉄道の全長74.6キロ(レッドライン52.1キロ)
  • 運行間隔は4から7分ほど
  • 運賃:Dh2.50~6.50(約68円~177円)


■運賃体系

dubaimetro_zone.jpgドバイメトロの運賃体系は移動するゾーンの数で料金が変わるとてもシンプルなもの。レッドラインとグリーンラインが運行中の2013年現在、バス路線をあわせると全部で7ゾーン設定されている。

レッドラインは29駅が4つのゾーンにまたがっている。Rashidiya駅を始発とした場合、Zone 5→Zone 6→Zone 2→Zone 1の順番で終点Jabel Ali駅に向かう。
乗車するためには、繰り返し入金が可能なプリペイドの
NOLチケット(回数券のようなもの:色は
NOLカード(定期券のようなもの:色は赤以外。シルバーなど)
と呼ばれるものを購入する。これらは駅構内で購入できる。NOLカードの方が、安い料金で利用できる仕組みになっている。(例えば同一区間は、チケットならDh2.0だが、カードならDh1.8) ただ、NOLカードは安くても200ディルハム(約5000円分)を購入しないといけないので、短期旅行者の場合は赤のチケットを購入する事になる。以下の写真が赤いNOLチケット。

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ちなみにシルバーのカードを買えば、一度乗って30分以内ならバスなどとも連絡できるようになっていて、3回まで乗り継ぎが出来る。赤のNOLチケットは乗り継ぎは出来ないので注意。

同じゾーン内なら移動に100円もしないという、ドバイでは信じられない程の激安価格だが、この料金体系は利益を生むためのものではなく、多くの人に公共交通機関を利用してもらうためのものと発表されている。
 
■運行時間

  • 土曜~木曜:AM6:00-PM11:00(ラマダン期間はAM0時まで運行)
  • 金曜:PM2:00~AM0:00(午前は運転してないので注意



ドバイメトロと主な観光地(ドバイ旅行館オリジナル)


お薦めマップ:Gulf Newsのドバイメトロ・インタラクティブマップ(Firefoxだと動かない事があるようです)

ドバイメトロ駅案内

ここでは、主に利用されるであるレッドラインの各駅から近い観光スポットを、駅からの移動方法(行き方マップ付)とともに紹介します。
移動手段が「バス」のときの所要時間は、一部徒歩の区間も含めた時間を表示しています。

ドバイメトロマップ

dubaimetro00.jpg

Rashidiya 地図)レッドラインの出発地。


Emirates 地図)エミレーツ航空のターミナル直結。

Airport Terminal 3 地図)空港のターミナル3直結(ターミナル3はエミレーツ航空の専用ターミナル)

Airport Terminal 1 地図)空港のターミナル1直結エミレーツ航空以外の殆どはここで発着します。

GGICO station (Al Garhoud) 地図

Deira City Centre 地図)ドバイクリークのそばにある、デイラ地区の駅。


Al Rigga地図)デイラ地区の中心。住民、旅行客にもポピュラーなエリア。

Union Square 地図)ドバイクリーク沿いのデイラ側にある。スークへ行くのに便利な場所。ヘルスセンターや商工会議所の他、政府・自治体などの建物が多い。将来的にグリーンラインとの乗り換えポイントとなる。 


Khalid Bin Al Waleed
地図)バールドバイ地区の中心。将来的にグリーンラインとの乗り換えポイントとなる駅。ショッピングモールや銀行など。各国大使館も集中する。


Al Karama

Al Jafiliya 政府系の建物が集中するエリアで、観光地は少ない。環境・居住局・医療・警察関係のほか、トレードセンターなどがある。

■ Dubai World Trade Center

Emirates Towers
エミレーツタワーと国際金融センターはすぐ隣にある。金融センターは中に入れないので、概観を眺める程度だろう。写真をとるのも注意される事がある。


Financial Centre ドバイ国際金融センター(DIFC)の名前をとっているが、Emirates Towers駅からの行くほうが全然近い。むしろDIFCでビジネスをする人が泊まるようなホテルが密集している駅だ。過去に世界で一番高かったローズタワーや、シャングリラなどもある。

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Burj Khalifa / Dubai Mall


Business Bay


Noor-Islamic

First Gulf Bank

Mall of the Emirates エミレーツモールに直結した駅。モールやスキードバイはもちろんの事、マディナジュメイラ、ブルジュ・アル・アラブ方面にも車ですぐ。観光の拠点として利用したい便利な駅。


Dubai Internet City 将来この駅とパーム・ジュメイラ・モノレールが連結する。パームアイランドへ行くには、現時点ではこの駅か隣りのNakheel駅からタクシーでモノレールの駅まで行くのが一番近い。


Nakheel

Dubai Marina 
Jumeirah Lake Towers

Nakheel Harbour and Tower

Ibn Battuta

Energy

Jebel Ali Industrial

Jebel Ali

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パーム・ジュメイラ・モノレールについて

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パーム・ジュメイラの中心部を縦に走るモノレール。本土からアトランティス・ザ・パームまでを一本のモノレールで結ぶ。将来はレッドラインの駅と直結し、乗り入れが出来るようになる。全部で5駅出来る予定だが、現時点では2駅のみ運用中。なお現在は、アトランティスから出発して、観光目的で往復する、という利用が主なので、タクシードライバーに、ゲートウェイ駅へ行ってくれと行っても、行き方を知らないケースがあるので注意。
・Gateway Towers(パーム・アイランドのつけね、陸側の駅)
・Atlantis Resort(パームの頭部分、アトランティス・ザ・パーム(ホテル)と連結)

運賃:片道 Dh15、往復Dh25

Dailyドバイさんのブログで、搭乗記が紹介されていますので参考に。

関連リンク

Dubai Metro(ウィキペディア:英語)
ドバイメトロ(ウィキペディア:日本語)
dubaimetro.eu(オフィシャルサイトではないが詳しい情報満載)
ドバイメトロルートマップ(JPG)
ドバイメトロ・ポケットマップ(PDF)
Roads and Transport Authority(RTA)(ドバイ道路交通局)

ドバイワールドカップは、毎年3月にドバイで開催される、世界各国の最強馬が参戦する世界最高峰のサラブレッド種による競馬レースである。賞金総額が世界一を誇る事でも有名で、2010年からの賞金総額は約10億円(1000万ドル)となった。一着賞金は約6億円(600万ドル)である。2010年の開催日は3月27日。

ドバイワールドカップ概要

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このレースはもともと、世界有数のオーナーブリーダーでもあるドバイ首長シェイク・モハメド氏が、当時の世界最高賞金レースだったアメリカのブリーダーズカップ・クラシックを超える賞金の競馬の競走を設立を考案し1995年に誕生した国際レースである。毎年3月下旬の土曜日に開催され、ドバイミーティングと呼ばれる全8競争から成る大会のメインレースがドバイワールドカップである。(ただし現在は、この日のレース全体をドバイワールドカップと指す事が多い) 2009年までは賞金総額が6億円前後だったのが、2010年は10億円にアップされた。遠征費用も全てドバイが負担するという、ドバイらしい太っ腹な世界一の競馬レースだ。

なおドバイ(UAE)はイスラム教国であり、賭博が禁止されているため馬券を買うことは出来ない。その代わり、結果を予想して、景品があたるクジを提供している。馬券を買うなら、他国でドバイワールドカップの馬券を売る機関を見つけて購入する事になるだろう。

ワールドカップTIPS
このレースが創設されるまでは世界的に大きなレースはヨーロッパ・アジアの芝レース、アメリカのダートレースと大きく分けて2種類に分けられていた。
芝レースはフランスの凱旋門賞、イギリスのキングジョージ香港カップ香港ヴァーズ香港マイルジャパンカップなどが代表的、ダートレースはアメリカのブリーダーズカップと呼ばれる各距離のダートのG1レースがそれにあたる。
そこに割って入ってきたドバイミーティングは、重賞レースを同日に一斉開催されるレースとなった。「ドバイゴールデンシャヒーン」「ドバイデューティーフリー」「ドバイシーマクラシック」「ドバイワールドカップ」など4つのG1レースを一気に同時開催するビッグレースで、全8競争から成る。もちろん最後(第8競争)が、賞金総額10億円のドバイワールドカップである。

メイダン競馬場

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2010年1月28日にオープンしたメイダン競馬場は、それまでドバイワールドカップなどで利用されていたナド・アルシバ競馬場に代わり、新しくオープンした。 

競馬場とは言っても、ここは複合商業施設の一部であり、ホテル・ショッピングモール・映画館などを含むMeydan City(メイダンシティ)の中にある。2009年まで利用されていたナド・アルシバ競馬場については競馬国際交流教会 世界の競馬場のページから詳しい情報を確認出来る。

●コース

外が芝コースで一周2,400m。内は一周1,750mで当初ダートコースとなる予定だったが、最終的にはオールウェザー馬場の一種である「タペタ」を導入した。日本ではオールウェザーの導入を積極的に進めていないため、日本馬が慣れていないコースで走るための調整も求められる。

●施設

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グランドスタンドは約6万人を収容。中にはホテルも併設される。さらに船着場まで併設され、船で直接競馬場に訪れることが可能だという。
ちなみに世界最大の映像装置オーロラビジョンも設置されている(双日と三菱電機が建設)。画面の大きさは、縦幅10メートル、横幅なんと100メートル以上もある。

ドバイミーティングのレース詳細

施行 競走名 競走格 施行コース 総賞金額
第1競走 ドバイカハイラクラシック UAE国内G1 オールウェザー2000m 25万ドル
第2競走 アルクォズスプリント G3 芝直線1200m 100万ドル
第3競走 ゴドルフィンマイル G2 オールウェザー1600m 100万ドル
第4競走 UAEダービー G2 オールウェザー1900m 200万ドル
第5競走 ドバイゴールデンシャヒーン G1 オールウェザー1200m 200万ドル
第6競走 ドバイデューティーフリー G1 芝1800m 500万ドル
第7競走 ドバイシーマクラシック G1 芝2410m 500万ドル
第8競走 ドバイワールドカップ G1 オールウェザー2000m 1000万ドル

出典:ウィキペディア

過去の主な出走馬

ゴドルフィンマイル 1600M ダート
2006年 ユートピア 武豊 1着

ドバイゴールデンシャヒーン 1200M ダート
2002年 ブロードアピール ペリエ 5着

ドバイデューティーフリー 1777M 芝
2007年 アドマイヤムーン 武豊 1着
2007年 ダイワメジャー 安藤勝己 3着
2008年 ウォッカ   武豊  4着
2009年 ウォッカ   武豊  7着

ドバイシーマクラシック 2410M 芝
2001年 ステイゴールド 武豊 1着
2006年 ハーツクライ  ルメール 1着

ドバイワールドカップ 2000M ダート
1997年 ホクトベガ   横山典弘  競走中止
2002年 アグネスデジタル   四位洋文  6着
2004年 アドマイヤドン   安藤勝己  8着
2005年 アジュディミツオー   内田博幸  6着
2006年 カネヒキリ   武豊  4着
2007年 ヴァーミリアン   ルメール 4着
2008年 ヴァーミリアン   武豊  12着
2009年 カジノドライヴ  安藤勝己  8着

この他にもたくさんの日本からの出走馬がいるがどの馬も成績は振るわなかった。考えられる理由として、アメリカやヨーロッパの馬に比べると遠征をすることに慣れていない日本の競馬関係者や、高速馬場と呼ばれる日本の芝生に対して、よりパワーを必要とするコースその物の違いも考えられる。また日本の競馬は5月‐7月、 9月‐12月に主要レースを置いている為年明けから春にかけては一流の馬は休養に充てられることが多いため調整がむずかしいということも言われている。(Yuya)

見どころ

第8競走ドバイワールドカップ

賞金に世界最高額がかけられる。ウォッカの引退レースとなる予定だったが、前哨戦のレース完走後、鼻出血をし、これ以上無理をさせられないという判断から突然の引退が決定した。ただその前哨戦で一着となったレッドディザイアが、当初予定していたシーマクラシックではなくワールドカップに参加する事が決まり、ウォッカの雪辱を晴らすべくレースに挑むこととなる。

レース概要:賞金総額10億円(1000万ドル)、一着6億円(600万ドル)、オールウェザー2000m
日本の招待馬:レッドディザイア、(ウォッカは3/7辞退・引退決定)
その他の注目馬:ジオポンティ(アメリカ、2009年のG1レースを4連勝中
過去の名レース:2000年のドバイミレニアム(UAE)の勝利が有名。名づけられた通り、期待され続けた2000年の本命勝負で6馬身差という圧倒的な勝利をし、まさにこの日の為に生まれてきたと言えるドラマチックなレースとなった。スタートから先頭で逃げ続け、ラストの直線で更に後続との差を広げるという圧倒的なレース運びは圧巻である。その時の以下の動画は必見。

 

第7競走ドバイシーマクラシック

レース概要:賞金総額5億円(500万ドル)、一着3億円(300万ドル)、芝2410m
日本の招待馬:ブエナビスタ
過去のレース:日本馬では2001年にステイゴールド(武豊)と2006年にハーツクライ(ルメール)が勝利した競走として日本では知られている。
↓2001年ステイゴールド優勝


↓2006年ハーツクライ優勝

 

2010年ワールドカップの分析 by Yuya(競馬マニアな管理人の友人
ウォッカが残念ながら引退した結果、やはり今回のドバイミーティングで注目するべきはレッドディザイア、ブエナビスタの2頭だろう。
阪神ジュベナイルフィリーズを制し2歳女王になり、桜花賞、オークスを制し牝馬二冠に輝いたブエナビスタと、最後の一冠秋華賞を鼻差で制しブエナビスタの三冠を阻止したレッドディザイアがそれぞれドバイシーマクラシック、ドバイワールドカップに出場する。

ドバイシーマクラシックは、オークスでも制した2400m(2410m)・芝のコースで実績は十分。ただ一つ問題点をあげるとすると、ハーツクライが制した時もそうだが、先行した馬がそのまま行ってしまう事が多いので、いつものように最後からの競馬をしようとすると、届かない可能性があるので、どのような展開になるか注目したい。
レッドでザイアに関しては、もともと中段前目から行く競馬を得意とし、つい先日の前哨戦でも、前からの競馬でしっかりと勝っているので脚質に関しては問題ないだろう。
しかし、そこは世界の超一流馬が集まるレースという事もあり、正直なところまだまだ胸を借りる立場なので悔いの無いレースをし、日本の競馬がどこまで通用するのか日本のファンに見せて欲しい。

いずれにせよ、ダイワスカーレット&ウォッカが引退した今、新たにライバル関係あり、間違いなく今年、来年の日本競馬界主役であるこの二頭を世界一のレースで見られるというのはとても楽しみであり、是非世界を驚かせて欲しいと思う。!

リンク

ドバイワールドカップ オフィシャルサイト

メイダン・シティ(Meydan City)

ドバイ・レーシング・クラブ(Dubai Racing Club)

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